働く女にはいろいろと敵が現れ、そして味方も現れる。最大の敵であり最大の味方にもなるのはなだれだろう。ある人は「オンナ」と答えるかもしれない。それとも「オトコ」「権力」「コネ」か。女性ならではのものがある。それは「靴」だ。
たとえば、そろそろひと休みさせる時期になったサンダル。夏の間、履き倒した女性も多いと思う。このサンダルが意外と厄介だ。たいてい靴擦れする。何年も履いていてるのに、シーズン初めに履くとやっぱり靴擦れを起こす。
そう、働く女の最大の敵は「合わない靴」だ。でも、無理してでも履かなくてはいけない時もある。その時は地獄だ。うまく歩けないし、足が窮屈でだんだん気分まで悪くなってきてしまう。かかとやつま先の皮がめくれて、薬局へ足を引きずりながら駆け込むことになる。一刻も早く脱いで足を解放してやりたい。そのことばかり気になって、注意力散漫に。当然、機嫌だってずっと悪い。
普段はコンフォートパンプスやスニーカー
「よくそれで歩けますね」と言うようなピンヒールで登場するタレントさんがいるが、履いているのは楽屋とスタジオの間だけ。セットのところでスリッパから履き替える人もいる。スタイリストさんが用意してくれた靴が合わなくて靴擦れしたくないし、慣れない靴で転んだりしたら大変だもの。これは女性アナウンサーやキャスターも同じである。ハイヒールで局内やスタジオを闊歩する女性はほとんど見たことがない。危険防止、ムダなストレスをかけないように誰もがしているんだと思う。
彼女たちが普段に履いているのは、歩きやすいタイプのパンプスやスニーカー、スリッポンだ。とくに人気はあるブランドのコンフォートパンプスで、幅広で指の付け根から3センチぐらいまで靴が占めていて、ヒールも太くて低い3センチから5センチぐらい。私も愛用しているけれど、コンフォートパンプス売り場で某有名女子アナが買い物していたのを目撃したことがある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。