ファストフードのレシートを持って行くと、栄養士がその食事内容を分析、不足している栄養のサプリをタダでくれるという、世界初のサプリショップ「FAST FOOD AID(ファストフードエイド)」が期間限定で原宿にオープンします。
第1報を東京バーゲンマニアでもお知らせしたところ、SNSでも大きな反響がありました。やっぱり気になりますよね......。
ということで、読者を代表し、お客さん第1号として行ってきました!
どうせ行くなら、めちゃジャンクなものを食べていこうと数日前から胸を躍らせていた記者。「究極のファスト(すぐできる)フードなら、お湯かけて3分の『ペヤングソースやきそば』でしょ!」と「超大盛り」食べて行きました。(よく考えたら、栄養分析なので量は無関係)
栄養士がドS判定? 足りなかった栄養は...
裏原のオシャレな雰囲気に異質なお店を発見しました。近未来的な白と銀色を基調にしたお店の壁にはオレンジ色のサプリのピルケースが整然と並んでいます。
カウンターの奥にたたずむ白衣のお姉さんは、診断をしてくれる栄養士の矢島南弥子さんです。
「栄養士の先生はドSモードで判定」と聞いていた記者が、恐る恐る「ペヤングソースヤキソバチョウオオモリ ¥227」と書かれたレシートを渡すと、「麺ですね」と一言。そして、「食事は1日に何回ですか?」「野菜はどれくらい食べますか?」「外食は? そのうちファストフードはどれくらいですか?」と問診が始まります。
そして、ピンセットでカウンターにあるサプリを順番につまんでそれぞれの栄養素の説明をしながら、トレイに入れてくれました。
食物繊維、ベータカロテン、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC、カルシウム、鉄、亜鉛......。記者に足りなかったのは、13種類の栄養のサプリのうち13種類。そう、全てでした。超大盛りなのに、満たされたのは一時の食い意地と胃の空間だけ。カラダは欠乏状態だったってことです。
「最近、疲れやすかったりだるかったりする夏バテのような症状を訴える人が多いんです」と矢島さん。そして、それが現代にはびこる「新型栄養失調」だと教えてくれました。
十分な量の食事をしていて見た目も普通なのに、実は栄養失調。この健康問題は、ビタミンやミネラル、タンパク質など足りていないため、摂取した栄養をうまく循環させられないことが原因で起こるそうです。
とはいえ、ファストフードと現代人は切っても切れない関係です。「前の食事を振り返り、足りていなかったら分を次の食事や間食で補っていくことがとても大事です。サプリも上手に使えたらいいですね」と、手渡されたのは「for RAMEN(ラーメン用)」というラベルのピルケース。どうやらペヤングは麺類系ファストフードとしてラーメンに分類されたようです。中に入っていたのは、13種類、合計22粒のサプリでした。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。