春といえば、入学や進級など、新しいステップの時期です。一方で今の時期は子供、その親ともに1年を振り返る時期でもあります。
インターネット個別指導塾CCDnetが、中学生、高校生を持つ母親300人に「春休みの過ごし方と新年度のテストの関係性」を、2016年2月に調査しています。そこから見えてきたのは、新学年で良いスタートダッシュをきるための"春休みの効率的な"使い方でした。
新年度で良い成績を取るために必要不可欠
「あなたのお子様は、昨年の進級前どの時期に1年の振り返りを行っていましたか」との質問では、最も回答が多かったのは「振り返りは行っていない」で50.7%。次いで「春休み中」36.3%となっています。
学習の振り返りを行う事は大事だとわかってはいるものの、実際には振り返り自体を行う事ができていないようです。ただ、振り返りを行っている人の中で最も多い時期としては年末年始ではなく、年度が変わる前の「春休み中」が多い傾向でした。
子供が新学年で良いスタートダッシュを切る為には、春休み中どのような準備が必要なのでしょうか。「事前の準備が必要だ」と回答した方が最も多い項目は「新年度に向けて勉強のやり方の見直し」で87.3%。圧倒的数字です。
では、実際のところどうだったかというと、昨年の定期テストの結果に満足していた子供と不満だった子供で比べています。
"満足派"は事前の準備として約7割が「新年度に向けて勉強のやり方の見直し」を行っていました。反対に、"不満派"は「新学年での学習内容の先取り学習」「現学年の学習内容の振り返り」「目標に向けた学習計画を立てる」の3項目全てに対して「事前の準備はできなかった」と約8割が回答しています。
春休み中に事前の準備をする事は新年度の定期テストで良い成績を取るために必要不可欠なのかもしれません。
この春休み、どう使うか、親も子供と一緒になって考えたいですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。