2016年2月16日からマイナス金利が実施されました。この影響で普通の大手は利回りが0.001%に。10万円預けても1円にしかならない現状に、「銀行にお金を預ける意味ってあるの?」と考えてしまった人も少なくないと思います。
そんな中、注目を集めているのが百貨店の「友の会」です。
中元・歳暮をたくさん送る、お祝いを控えている人はお得
友の会とは、お金を百貨店に対して積み立てることで、満期時に積み立てた総額にボーナスが追加された金額が使えるようになるという仕組み。2016年3月3日の「スッキリ!!」(日本テレビ)や朝日新聞でも取り上げられました。
それによると、たとえば大丸東京店の友の会では、1か月ごとに1万円、12か月積み立てると、満期の1年後には12万円分のカードに1万円分のボーナスが付いて使えるようになります。利回りに換算すると8.3%。しかも有効期限はなし&セール品や食料品に対しても使えます。
1月にマイナス金利実施が報道された後から、百貨店へ申し込みが急増。2月、前年に比べて大丸東京店では3倍、高島屋は2.4倍、三越伊勢丹と松屋は2倍の申し込みがあったそうです。
友の会の注意点は、換金しづらい、ということ。いつかはちゃんと使いきらなければ意味のないお金になってしまうので、使う分以上は貯めないようにしましょう。百貨店にお気に入りのブランドが入っている、中元・歳暮をたくさん送る、お祝いを控えているといった人は、積み立てるとお得かもしれません。
ホームセンター「カインズホーム」からは、家で管理できるよう金庫を買う人が倍増したとの声も届いています。今まではなんとなく銀行に預けていた人も、ちょっとお金の行き先を考えてみてもいいかもしれません。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。