ちゃんと頑張ったのになぜ?――20代のころから意識を持って美白ケアをしてきた40代50代の約半数が今の自分の肌に対して「想像していたより悪い」と感じているようです。理由はシミやシワ、たるみなど。落とし穴はこの時期、夏が終わった後にあるようです。ケアの成果が出ない「しくじり美白」、あなたも予備軍の可能性が...。
将来のシミ、シワが...「秋のケア」が大事なワケ
ちょっと前の焼け付くような暑さが嘘のように、東京も秋の気配を感じるようになりました。日差しも和らいで雨の日も多く、7月8月はUVや美白ケアに気合が入っていた人も、ちょっと気が緩んでくる頃です。実は、そこに大きな落とし穴が。
調査によると、20代~30代の約4割が夏の間は意識高く夏の美白ケアをしているのに、そのうち約3割は9月以降に美白への意識が低下、乾燥が気になりだして保湿ケアばかりに気持ちがシフトしてしまう傾向があるようです。
オールアバウトのスキンケアガイドの夏目円さんは「夏に受けたダメージは、肌奥に蓄積されています。秋の美白ケアを怠ると、年齢を重ねたときにダメージがシミやシワになって表面化し、美白ケアが失敗してしまうこともあるんです」と話します。
夏の間に肌の奥に蓄積された「潜在ジミ」。この原因であるメラニンを排出するには肌の水分量とターンオーバー(新陳代謝)が関係しているそうです。しかし、秋の肌は夏のダメージのせいでターンオーバーが乱れ、乾燥しています。20代以降は肌の水分量もだんだんと減ってくるので、自力でのメラニン排出が難しく、放っておくとシミになるというわけです。
美白を成功させるには、ダメージをリセットさせること、すなわちこの時期のケアが大事。保湿はもちろん、この季節は角質ケアもしっかりして肌の吸収力を高めることが大切なようです。
美白の3か条は「角質ケア」「保湿」「ビタミンC」。少し面倒に感じても将来の自分のため、頑張っていきましょう!
調査は、オールアバウトとドクターシーラボが、2015年8月に20~30代1267人、40~50代1100人に対しインターネットで。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。