ゲーマーは車酔いしないって都市伝説?スマホですぐ気持ち悪くなっちゃうのに・・・
夜中の2時に都内を出発して苗場へGO!同年齢でスゴい夏の体験をした女性もいるようだけれど、こちらは何のハプニングもなくひたすら女友達と熱狂してきたフジロック。10年ぶりぐらいのフジロックは己の体力を感じる結果となった。20代の時は疲れたなぁと思うこともなかったのに35歳ともなると、けっこうガタがくる。深夜出発早朝着で仮眠することなく最終日とあって盛り上がりを見せるフェス会場周辺へ。フジロックと言えば雨のイメージだが、この日は晴天の猛暑日。夕方6時には宿泊先のプリンスホテルに一度戻ってシャワーを浴び、冷房のある空間で少し体を落ち着かせないと体力がもたなかった。ネットで話題の3日テント泊のお盛ん女性を尊敬してしまう。そんな体力と気力はどこにもなかった。
今回フジロックにはレンタカーで行ったのだが、車内BGMは同時期に開催されていた世界最大級のダンスフェスティバル「トゥモローランド」の生中継ラジオ配信番組。スマホをつないで遠くベルギーで開催されているフェスの中継音源を爆音で聞きながら高速道路を走る。いやはや、時代も変わったもんだと思いながらスマホを操作していると、次第に気分が悪く吐き気がしてきた。車酔いだ。子供のころから車酔いするタチで大人になってもダメ。ところが車酔いを全くしない人もいるらしい。同乗していた女友達も平気でずっとスマホをいじっていたし、仕事仲間でも深夜帰宅のタクシー車内でゲームアプリをひらすらやっているプロデューサーがいる。聞くと彼らはこれまで車酔いなんてしたことがないという。
「勝ち負け」をいつも考えていると性格も体質も変わるのか
どうして揺れる車内でスマホを操作できるのか?身の回りで聞いてみると、意外なことに気が付いた。車酔いしない人の中にはゲーマーが多いということ。車酔いしない人の自宅にはたいていゲーム機があり、今でもたまにやっているという。30代後半はファミコン世代。幼稚園ぐらいの頃からファミコンをしていてそのままずっと大人になっているからね。
でも中には同世代、そして20代前半でもまったくゲームに興味がない、ゲームをしてこなかったという人もいる。その中で非ゲーマーのADくんが言っていたことが面白かった。ゲーム好きな人とゲームをしない人とでは根本的に性格が違うような気がすると。彼曰く、感情の起伏が激しく声に出したり態度に出たりする人はゲーマーの方が多いという。
確かにそんな気もしてくる。ゲーマーは「勝ち負け」、「攻撃」、「守備」について考える時間がゲームをやらない人と比べると圧倒的に多い。これは学生時代に部活が体育会系だったか文化系だったかでも同じだ。部活が団体競技だった場合は、常にチームで一致団結し、相手の弱点を攻撃するためにはどうするかということを考える。スポーツでも水泳やゴルフなど個人競技となるとまた話は違うけれど、文化系部活や帰宅部だった人間は相手の弱みに付け込もうだとか、どうすれば敵を倒せるのか、勝てるのかなんてことを考えてはいない。自分のスキルを磨いたり、純粋に楽しんでいるか、もしくはただボーっとしているだけ。この点でゲーマーや団体競技の部活経験者と、人生の中でどちらもやっていない人とでは性格が変わってくるのだろう。そして大人になっても、周囲からマイペースで協調性なく変わり者と呼ばれる類の人たちは、後者に多い気がする。ちなみに筆者はゲームもせず中高は美術部というノンビリしていて、ドラマティックな展開もな~んにもない学生時代を過ごしてきた。
さて、みなさんの周囲ではいかがでしょう?野宿3日で5人相手できるかどうかではなく、ゲーマーか否かで車酔いするか、性格が違うかどうか、聞いてみてください。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。