世界最大の旅行口コミサイト「TripAdvisor(トリップアドバイザー)」は、外国語の口コミ評価をもとにした「外国人に人気のレストラン2015」を発表しました。
一蘭、原宿餃子楼、すしざんまい...安くておいしい!も大健闘
初登場ながら1位に輝いたのは、村沢牛を提供する京都・嵯峨嵐山の隠れた名店「おおつか」(京都市)でした。外国人の間でも和牛は高い評価を得ており、嵐山から少し離れたロケーションにもかかわらず、多くの人が足を運んでいます。
「お肉は素晴らしく、サービスも良いです。なかなか見つけにくいお店ですが、行く価値は十分あります」「ファンタスティックでした。和牛は美味でした」などの声が寄せられています。
2位は東京・日本橋のマンダリンオリエンタル東京38階にある「タパス モラキュラーバー」(東京都中央区)が入りました。カウンター8席限定の店舗は、シェフのユニークな調理パフォーマンスと日本の食材が同時に楽しめる"エンターテインメント空間"。昨年の12位から大幅ランクアップし、「東京で行くべき場所の一つ」と支持されています。
3位は京都の「はふう本店」(京都市)。「Best(最高)」「Incredible(素晴らしい)」など賛嘆の声が並ぶ極上の特選牛が売りの店です。こちらも、昨年の6位からランクアップ。「日本で一番のステーキハウスかも。パーフェクトな焼き加減の和牛ステーキ」と料理をたたえる声や「サービスも一流でとてもフレンドリー」との指摘もありました。
東京からはトップ10内に5店舗がランクインしています。ランキング30位までをみると、一番人気は和牛と寿司、次いでラーメン、お好み焼きという結果に。一蘭、すしざんまい、原宿餃子楼、一風堂など、日本人も日常的に行ける"リーズナブル店"も健闘を見せています。
訪日外国人観光客は右肩上がりで増え続け、15年5月は前年同月比49.6%増の164万1800人に。日本の食は魅力的な観光資源のひとつといえます。おいしくてサービスのいい店のランクインは当然としても、英語を話せるスタッフがいる、英語メニューがあるなど、外国人が入りやすい店が選ばれる傾向が強いようです。
これから外国人に向けた国内の環境整備が進んでくれば、まだまだ色々な店がランクインしてくるかもしれませんね。
「外国人に人気の日本のレストラン2015」トップ30は以下の通り。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。