アホみたいにワインをガブ飲みした帰り、電車の中で隣でやはり酔っぱらっている仕事仲間に聞いてみた。「ねえ、あした木曜から月曜昼まで時間が取れるかもしれないんだけど、スリランカっていける?」
酔っぱらい発言だが、彼女はこう勢いよく言ってくれた。「全然OKですよ。シーギリヤロックとかだったらコロンボからも近いし、4泊も休みとれるんだったら、まったく問題ないですね。行っちゃえます」
スリランカ行くつもりだったのに・・・検索しているうちに発見
帰宅後さっそく格安海外ツアーサイトを検索し、翌日からスリランカに行けるかどうかをチェックした。なぜスリランカかっていうと、向こうでロケしたロケをしたディレクターに、スリランカのすごさを刷り込まれたのだ。北海道の約8割ほどの広さに世界遺産が8つもある国だ。伝説が残る史跡や野生動物が暮らすジャングル、ちょっと足をのばせばホエールウォッチングまでできるという。魅力がありすぎて困るぐらいの国で、国民の大半が仏教徒と安心感もある。
で、いざ検索してみると、たしかにあすからスリランカには行けることがわかった。だが乗継便が多く、アブダビ、ドバイ、仁川、さらにはスイス経由なんてものが出てくる。いやいや、それでは時間が足りない。直行便を調べてみると、金額の高さに顎が外れそうになった。安くても50万円。なかには70万円クラスがボコボコ出てくる。
これで無理と諦めればいいものを、旅行好きの病気が発症してしまっている。「なに、アブダビ経由? スリランカやめてアブダビだったらどうなんだろう」。アブダビ直行便を調べてみるとビンゴ!
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。