2015/4/11

20代でも他人事じゃない!女性を襲う「老け胸」、原因とその対策は?

女らしさの象徴といえば、ぷるんと上を向いたハリのある胸。できる限り、若いころの状態を保ちたいものですが、寄る年波と重力には逆らえず...。お風呂上がりの鏡を見つめ、ため息をついている女性も多そうです。でも、ちょっと待って! あなたのその習慣が「老け胸」を作っているのかもしれません。

若い20代でも「以前より垂れてきた」42%

生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、女性の「胸の下垂」について20~40代の女性500人に調査。女性の多くが胸の垂れを自覚し、垂れによる"老け"を感じている実態が明らかになりました。

日本唯一のブラジャー研究家・下着研究家・青山まりさんによると、「老け胸」は加齢、女性ホルモンの減少など、さまざまな要因が重なって引き起こされるそうです。とはいえ、こと現代女性に絞っていえば、長時間のスマートフォンやパソコンの使用やカップ付きキャミソールに注意が必要といいます。

「胸の垂れの原因の一つが、胸の土台となる大胸筋の衰えです。普通の生活を送ればある程度の筋力をキープできる大胸筋ですが、胸を張らない、姿勢が悪いなどの状態が続くと弱まってしまいます。長時間のパソコン、スマートフォン使用で姿勢が悪くなりがちな現代人は、大胸筋の筋力が落ちている可能性大。しかも、姿勢の悪さから、胸が重力で下に引っ張られて垂れる...という悪循環に陥る恐れもあるんです」

アンケートでは、「パソコンを使っているときに姿勢が悪くなりがち」と答えた人が54%と半数以上にのぼりました。また、「スマートフォンを使っているときに姿勢が悪くなりがち」という人も3分の1に当たる33%に。20、30代の若い世代でも、胸の垂れは他人事ではなさそうです。

また、3割弱に当たる28%が「家にいるときに"ラクブラ"を着用する」と回答しています。付け心地の楽さから、オトナ女子に支持されているカップ付きキャミソールなどの「ラクブラ」。ヨガやフィットネスなど、スポーツの際に着用している人も多いかもしれません。しかし、この楽さにも落とし穴が。ラクブラは胸を高い位置に保てないうえ、揺れも防ぎきれず、胸を支えるクーパー靭帯に負担がかかります。このクーパー靭帯、一度破損すると二度と元に戻りません。「老け胸」防止には、適切な下着を着けて胸を支える靭帯保護に努めることが重要といえそうです。

気付かないうちに、あなたも「老け胸」習慣に陥っていませんでしたか? 良い姿勢、適切な下着着用で、お互いに美胸を目指したいですね。

・調査対象:20代~40代 女性500人 (年代別に均等割付)
・調査期間:2014年12月4日~2014年12月5日
・調査方法:インターネット調査
・調査実施機関:楽天リサーチ

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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