前々から気になっていることがある。ニュースだ。「これって、どうてもいい情報じゃないかな」「尺合わせ(放送時間を合わせること)のためだけに選んだとしか思えんが、どうしてこれがニュースなの」と思うことが多くありませんか。
たとえば、関東ローカルの放送番組で、大手コンビニが四国のある地方都市にオープンしたと伝えていたが、その街の視聴者にはニュースかもしれないが、関東で流す話題ではなかろう。「へえ~」と思う人は、その県の出身者かコンビニ業界、流通業界の人ぐらいじゃないか。
お約束だけど・・・祭り・イベントの子どもインタビューもいらないんじゃない?
街の人の声というのも番組として必要なんだろうか。必ず年齢と職業が明記され、その割にはあまり重要ではないようなコメントばかりが並ぶ。とくに海外で日本人快挙とか、お祝いニュースなどでは「街の反応は?」というのが多いが、コメントは本当につまらないしくだらない。
他にもある。地域の「○○祭り」「××セミナー」が開催されましたという類だ。週末になると必ずどこかの局でやっている。映像を見ると、取り上げた割にはたいして人数が集まっておらず、ニュース原稿を聞いても「およそ30人を超す関係者が集まりました」としょぼい。祭りやイベントのニュースはたいていが子供にインタビューをしていて、「おいしかった」「楽しかった」と言わせている。しかも、映像のところどころにインタビューした子供が見切れていて、集客の低さが露呈してしまっている。なんでもかんでも子供に感想を聞いても仕方ないだろうに。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。