春は出会いと別れの季節。都内の各商業施設では2月下旬(2015年)から4月にかけて、大型リニューアルが行われています。表参道、原宿エリアでも同様にリニューアルまっただなか。そこで今回はラフォーレ原宿と、表参道ヒルズのリニューアル情報をおさらいしましょう。
●有名から気鋭まで/ラフォーレ原宿
菓子は菓子でも...(ROTARI PARKER)
ラフォーレは、約30店舗をリニューアル。「高感度ブランドの導入」「若手クリエイターの発信」「フードゾーンの導入」の3本柱で、2月下旬からリニューアルを行っています。
「高感度」路線の目玉は、クリエイティブ・ディレクターのNIGO(ニゴー)さんが手がける、新しいコンセプトショップ「STORE by NIGO」(4月上旬オープン)。裏原宿を代表するブランド「A BATHING APE」を立ち上げた彼が、満を持してラフォーレに店舗を構えます。
著名クリエイターが新規参入する一方で、ラフォーレは「若手クリエイターの発信」にも注力。たとえば、アクセサリーショップ「ROTARI PARKER(ロタリパーカー)」(3月20日オープン)は「食べ物の標本」をコンセプトに、本物のお菓子や食品を使ったブランドです。
フードゾーンでは、メキシカンダイナー「Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)」が日本初上陸。その他にも、モデルの瀬戸あゆみさんがデザイナーを務める「Aymmy in the batty girls」プロデュースのセレクトショップ「BATTY GARAGE BY AYMMYS (バッティーガレージ バイ エイミーズ)」(3月13日オープン)のように、原宿のインフルエンサーカルチャーにも力を入れています。
●「地元で10年」ショップが移転開業/表参道ヒルズ
自販機ではなく「交流の場」(Idea by SOSU)
表参道ヒルズは新規6店舗、リニューアル2店舗がオープンします。地域に根差したショップでは、2005年から原宿で営業している「Idea by SOSU(アイデア バイ ソスウ)」が出店します。
このお店は、今年10周年のアニバーサリーイヤーですが、店名の読みを「イデア」から「アイデア」に変え、心機一転、移転オープンされます。「ショップは物を買うだけの自動販売機のような場所ではなく、情報発信やお客様との交流の場でありたい」との思いから、スタッフ自らが情報を発信するそうです。
世界初登場になる「ANNIVERSARY MilK(アニバーサリー ミルク)」(3月7日オープン)は、雑誌「ミルクジャポン」によるショップ。最新キッズファッションやインテリア、雑貨がそろっています。公式サイトによると、1年間限定とのことなので、興味がある人はお早めに。
ほかにもシューズブランド「BABARA(ババラ)」の日本初オンリーショップなどがオープンします。ラフォーレより店舗数は少ないですが、そのぶん粒ぞろいの店舗が登場しています。
原宿・表参道エリアには、3月7日に原宿アルタ(神宮前1丁目)、27日にキュープラザ原宿(神宮前6丁目)がオープン予定。これから「新しい風」と「地元なじみ」の競争が加速していきそうですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。