フレンチ人気とともに、狩猟による鳥獣肉「ジビエ」も日本に根付いてきました。ワインによく合い、低カロリーなヘルシー食材として女性からも支持を得ています。今まさにシーズンまっただ中のジビエ料理メニューランキングが、飲食店情報検索サイト「ぐるなび」から発表されました。
ラーメン店もランクイン
ぐるなびユーザーを対象に、2015年1月9日から15日までインターネットによる調査を実施。サンプル数は524でした。「ジビエを食べたことがある」と答えた人は半数超の50.4%。一方で「知らない」との回答も21.6%ありました。
昨冬と比べてジビエを食べる機会が増えた人の理由としては、「普段行く飲食店で扱うようになった」が48.1%でトップに。2位に「流行っているから」(25,9%)が続くなど、飲食店での取り扱い増加も人気を後押ししているようです。食べたことがある人のうち、食べた肉の種類で最も多かったのは「イノシシ」で81.4%。次いで「シカ」(67.4%)という結果になりました。
メニューランキングではフランス、イタリア料理店に加え、郷土料理など幅広いジャンルの店舗が入っています。
みごとトップに輝いたのは、ももんじや(東京・両国)の「猪鍋」。両国に9代続く「しし鍋」の店で、今も生き続ける伝統の味が支持されました。推薦した人からは「東京の下町の味といえば、夏はドジョウ、冬はイノシシ。どちらも日本酒とぴったり。疲れが吹っ飛びます」との声が寄せられています。
2位はイタリアンL'oasi(埼玉・大宮)の「タリアテッレ 丹波産猪とポルチーニのラグー(煮込み料理)」。L'oasiではイノシシのほか、シカ、雷鳥、山鳩などのジビエも取りそろえているそうです。
3位には、意外なところでラーメン専門店がランクイン。らーめん専門店 キャプテン(京都府)の「いのししチャーシューメン」は、周辺に生息しているイノシシ肉を使った地産地消チャーシューが売りの一品です。ぐるなびユーザーからは「『これがイノシシか!』と感じる肉々しいチャーシューが味わえます」と、ジビエの野性味はお墨付きです。
ジビエ料理メニューランキングは以下の通りです。この機会にジビエ料理を探求してみてはいかが?
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。