2015/1/16

インフルエンザ予防に効果 京漬物から発見された「ラブレ菌」のパワーを知る

流行中のインフルエンザ予防には手洗い、マスクが欠かせませんが、体内の免疫力をつけることも大切です。その中で今注目されているのが「ラブレ菌」です。TVCMなどで馴染みのある単語ですが、実は、京漬物から発見された植物性の乳酸菌です。

数千人規模の調査は世界でも初めて

「ラブレ菌」は、免疫力と関係の深いインターフェロンの研究などで知られるルイ・パストゥール医学研究センターの岸田博士によって"すぐき"という京漬物から発見されました。

このラブレ菌は、カゴメの調査で、インフルエンザ罹患リスクを低減できる可能性が明らかになりました。

調査は、栃木県那須塩原市の小学生計2926名を対象に、2014年1月14日から3月7日の約2か月間行われたもの。ラブレ菌を含む飲料を毎日(休校日を除く)摂取した児童と摂取しなかった児童とで、インフルエンザ罹患率(インフルエンザと診断された児童の割合)を比較したところ、非摂取群のインフルエンザ罹患率が23.9%であったのに対し、摂取群では15.7%。8%以上低い値が出たのです。

特定の食品の摂取がインフルエンザ予防に有効であることを示す報告は、乳酸菌も含めていくつかなされていますが、今回のように、同一地域内で食品を摂取した者としなかった者とでインフルエンザ罹患率を比較した、数千人規模での調査は、世界でも初めてとのこと(カゴメ調べ)。

ラブレ菌の継続的な摂取が体の免疫力を高め、インフルエンザの予防に効果的なことは明らかで、予防接種をしていない人にとっては嬉しい知らせです。

ラブレ菌は、ドリンクタイプの乳酸菌飲料をはじめ、タブレットタイプのサプリメントや粉末状のものなど、さまざまな形態で出ているので日常的に摂取し、上手に体調管理をしたいですね。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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