三越日本橋本店が2015年1月9日から、インターネットオークションサイト「ヤフオク!」に美術品を出品し、参加者を限定した「メンバーズオークション」をスタートしました。

当初は、ティファニーなど有名ブランドのアンティークカップ＆ソーサーなど26点を展開し、価格帯は、1万5000円から12万円まで。今後は、工芸品や版画などアイテムを増やしていく方針です。

オークションは招待メールが届いた人のみ参加できます。招待メールは、三越のメールマガジンに登録している、または「ヤフオク!」ユーザーで、特に美術品に興味のある人に限って配信されます。

インターネットでの取引は、既存の三越美術ファン以外への顧客層拡大を目指して、三越美術営業部が主体となって進めています。三越美術営業部といえば、1907年から店内画廊の企画運営を行ってきた歴史ある目利きの精鋭部隊。また、2014年には、三越日本橋本店をあげてファッションではなく、カルチャーを基軸とした店づくりを行うと宣言しています。美術品はその基幹となるコンテンツということもあり、これから何が出品されるのか、期待が高まります。

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