2014/11/20

【ブーム調査隊】円安&増税で各社値上げ 「ボジョレー・ヌーヴォー」量販店価格リスト2014

きょう(2014年11月20日)はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。近ごろの円安と、今春からの消費増税の影響で、今年は各社値上げ気味のようです。

そこでワイングラス1杯(約125ミリリットル)あたりの価格を、昨年比較した量販店5社(関連記事:最もお得なボジョレーはどれだ? 「グラス1杯分」のお値段比較調査)の最安値商品(容量あたり)で比較しました。

イオンは値下げ

ドン・キホーテ/約135円(約23円アップ)

ドンキは10月29日(14年)の商品発表から、メインの「ボジョレー・ヌーヴォー」(500ミリリットル)の価格を「近日公表」と先延ばし。発売直前になって、540円で販売(1杯135円)すると発表しました。

13年は「ロベール・サロー ボジョレー・ヌーヴォー」(750ミリリットル)という商品が最安値。670円(1杯約112円)だったので、1杯あたり約23円の値上げです。なおリリースでの価格表記が、13年は「税込」でしたが、14年は「税抜」になっていました。

イオン/約144円(約14円ダウン)

イオンの「トップバリュ ボージョレ・ヌーヴォー」(750ミリリットル)は13年の「税込950円」から、「本体価格950円(税込1026円)」へと値上げ。1杯あたりの価格も約158円から、約171円にアップしました。

加えて今年は、より安価な「トップバリュベストプライス ボージョレ・ヌーヴォー」(750ミリリットル)も発売。価格は解禁日まで「お楽しみ」ということでしたが、広報に問い合わせたところ861円(1杯約144円)とのこと。新商品の登場により、5社で唯一の値下げ(1杯約14円)を実現しました。

西友/約157円(約12円アップ)

西友のベーシック商品「フランソワ・フッシェ ボジョレー・ヌーヴォー」(750ミリリットル)は、13年の「税込870円」から「税抜870円(税込939円)」に。計算すると1杯あたり約157円で、13年(約145円)より約12円アップになっています。

なおワインを監修したフィリッパ・カール氏のコメントは「軽やかでフレッシュな味わい」から、「華奢で繊細な香り、新鮮な果実のようなフレッシュな味わい」に変更。13年は「特に鶏肉料理との相性が抜群」でしたが、今年は「和食やマグロのお刺身」と合うそうです。

ローソン/約330円(約85円アップ)

ローソンの「ボジョレー・ヌーヴォー2014デザイナーズラベル"designed by La Cocotte"」(750ミリリットル)は1980円(1杯約330円)です。パリのキッチン雑貨ブランド「ラ・ココット」デザインのパッケージで、ラ・ココットデザインのローソンオリジナルエプロンがもらえます。

昨年の最安値「ル・キュヴィエ ボジョレー・ヌーヴォー 2013」(500ミリリットル)は980円(1杯約245円)だったので、1杯あたり約85円の値上げになりました。

ファミリーマート/約330円(約117円アップ)

今年初めて販売される「ファミリーマートコレクション ボジョレー・ヌーヴォー」(750ミリリットル)は1980円(1杯約330円)。13年の「シュノンセイ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」(750ミリリットル)は1280円(1杯約213円)。約117円の値上げになりました。

11月20日~24日のキャンペーン期間中は、各種Tカードを提示するとTポイント200ポイントが付与されます。このボーナスポイント分を割り引くと、1杯当たりの価格は約296円(前年比83円アップ)になります。


2013年と同じ商品(商品名)だったのは西友とイオンだけ。それ以外は異なる商品なので、一概に「いくら上がった」とは言いにくく、あくまで参考の価格です。価格上昇を前に、「税抜」で値上げ幅を低く見せようとする会社、より安価な新商品を出す会社などと、対応が分かれる結果になりました。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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