2014/11/ 9

銀座の屋上に「オアシス」発見! 秋空の下でカフェタイムできるスポット3選

都心にありながら、広い空と緑が一度に楽しめる「屋上スペース」は、今や公園に勝るとも劣らない"憩いの場"として人気のスポットです。中でも銀座にはオシャレかつ趣向を凝らした"屋上"が点在しています。

百貨店初のインターネットラジオ局も/松屋銀座「ソラトニワ銀座」(銀座3-6-1) tbm120838_pho01.jpg

「人と人との新しいコミュニケーションの場を作る」をコンセプトに、2012年にオープンした「ソラトニワ銀座」。昔ながらの屋上遊園地やペットショップを閉鎖し、オシャレな休憩スペースとして生まれ変わりました。

エレベーターを降りると緑に囲まれたテラス席が広がり、ランチタイムには近隣で働くビジネスパーソンがお弁当を広げたり、外国人観光客が買い物の合間にくつろいだりと、思い思いの時間を過ごしにやってきます。

広報の小笠原さんが「予想以上に多くの方に利用していただき、嬉しく思っています」と話すように、ビジネスパーソンだけでなく、家族連れや、隣接するゴルフレッスン場の行き帰りに立ち寄る人もいるようです。

特筆すべきは、2012年に当時百貨店として初のインターネットラジオ局を開局したこと。毎日生放送で銀座界隈の情報を発信するほか、ゲストを招いてのトークコーナー、美容や健康にまつわる番組などを放送し、人気を集めています。放送はテラス席で視聴できるほか、ネットにつなげば全国で聴くことができます。さらに、オープンブースのスタジオはいつでも見学可能。生放送中のパーソナリティやゲストの様子も観覧できます。

雨天時や風の強い日には、ハイカウンターのテーブルが並ぶ室内の利用がおススメです。本棚には自由に閲覧できるセンスの良い本や雑誌が揃うほか、無料で使えるコンセントもあるので、パソコンを持ち込んで仕事をしたり、待ち合わせスポットとして使うなど「おひとりさま」でも十分に楽しめます。

「階下のレストランでのお食事後に、屋上テラスを利用されるカップルもいらっしゃいますよ」と小笠原さんが言うように、昼でも夜でも楽しめる「ソラトニワ銀座」。自分流に憩いの場を演出してみてはいかが。

広いウッドデッキと芝生が魅力/銀座三越「銀座テラス」(銀座4-6-16) tbm120838_pho02.jpg

開放感のあるウッドデッキの先に、芝生の広場と草木の植栽が広がる「テラスガーデン」。空と緑が一体となった空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれるかのようです。芝生の上では子供たちが元気に走りまわり、芝生を囲むウッドデッキでは、その様子を眺めながらくつろぐ人たちの姿が見られます。

自由に使えるテーブル&椅子席では、同じフロアにあるJA全農直営の「みのりカフェ」からテイクアウトしたサンドイッチやドリンク、持参したお弁当などを楽しむことができ、ピクニック気分が味わえます。買い物客と思わしき年配の夫婦やグループの姿も多くみられ、老若男女を問わず親しまれている空間です。

幸福の「逆さ鳳凰」を探してみて/歌舞伎座屋上庭園(銀座4-12-15) tbm120838_pho03.jpg

2013年に"第5期歌舞伎座"として再出発した歌舞伎座に設けられた屋上庭園は、中央に芝生が広がり、歌舞伎の始祖といわれる出雲の阿国にあやかった枝垂桜をはじめ、さまざまな草木が植えられています。その先にはこれまで歌舞伎界に貢献してきた「先人の碑」や、歌舞伎狂言作者・河竹黙阿弥の旧邸にあったとされる「石燈籠」と「蹲踞(つくばい)」、「第4期歌舞伎座の鬼瓦」が置かれています。

屋上庭園へは4階から「五右衛門階段」を使って移動することができ、見事な朱色の階段を上りながら、歌舞伎座を象徴する大屋根を見ることができます。そこでは、見つけると良縁に恵まれるとも、幸運がおとずれるともいわれる、大屋根に隠された、一枚だけ反転した鳳凰紋の瓦「逆さ鳳凰」を探す楽しみも。知る人ぞ知るパワースポットとして訪れる女性も多くいると聞きます。

屋上庭園を見渡せるところには、お茶と海苔の老舗「築地丸山・寿月堂」も併設。約2700本もの竹を使った茶禅の世界を再現した店内で、ゆったりとお茶やお菓子、軽食やワインなどを楽しむことができます。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

人気キーワードHOT

特集SPECIAL

Instagram