副業と聞くと、家に大量の材料を抱えて、コツコツと作業する「内職」が思い浮かぶ人も多いと思いますが、最近の副業は、インターネットを使えば意外と気軽に始められます。
なかでも「ストックフォト」や「ドロップシッピング」と呼ばれるものは、夏場が稼ぎ時。経験や元手ゼロでも始められるサービスが、いま主婦を中心に注目されています。
「花火写真」1年で17万円
新聞や雑誌、ネットニュースの記事などに使われる「イメージ写真」。写真が1枚あるだけでイメージが伝わりやすくなるので、気軽に使える画像素材の需要が高まっています。
2006年に始まった「PIXTA(ピクスタ)」は、イメージ写真を販売する「ストックフォト」サービスの老舗。約850万点の写真やイラスト、動画素材がストックされています。写真を使いたい人は画像サイズに応じた料金を支払い、撮影者にはランクに応じた収入(最低22%)が入ります。
会員(約13万人)のうちプロの写真家はたった3.7%で、会社員や主婦などのアマチュア写真がほとんど。会員登録や会費は無料で、「入門テスト」に通れば投稿できるため、気軽に始められる小遣い稼ぎとして活用している人も多いようです。
30代の男性会社員(岐阜県在住)は、2010年に撮った1枚の花火写真が、4年間で累計収入3万6000円になりました。ほかにも花火写真が売れて、2013年の1年間で17万円の収入を得ています。50代女性(神奈川県在住)も「そうめん」や「かき氷」などの夏のアイテムをはじめ、四季折々の季節アイテムを撮影して、2013年売上高は約90万円(収入はその約4割)を記録しています。
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