国宝や有名な仏像を中心にインテリアとしても置ける仏像をとりそろえる「イSム(いすむ)表参道店」(東京・青山)では、2014年8月1日から31日まで、夏季限定の展示イベント「仏像×本のエキシビション ~仏像は感じる書物である~」が開催されます。
タライの水に足をつけて涼みながら読書も
これは、ブックディレクターの幅 允孝(はばよしたか)氏が選書した「仏像を眺め、拝むときに感じるインスピレーションは本で例えるならこの一冊」という本を仏像と同じ台座に並べて展示するというユニークなエキシビジョン。これまでになかった視点から見ることでより身近に仏像を感じるための本100冊を常設することを記念し開催されます。
例えば、阿修羅像のために選定された本は「風の谷のナウシカ」。幅氏は、「アニメ版でよく知られる『風の谷のナウシカ』ですが、実はアニメで描かれるのは原作コミックの2巻くらいまで。そこからまだまだ長く深い旅は続いていきます。その中でもっとも印象が違ってくるのが巨神兵です。世界を破壊したこの最終兵器がナウシカの時代に復活してたどる道は、元来、戦いの神であった阿修羅が善神へと変わる物語にどこか通じるものがあるのかもしれません」と解説します。
一見接点のない両者ですが、同じ台座に乗った仏像と書物を見ることで新しい視点から理解できるかもしれません。
入場料は無料。店舗は、東京都渋谷区神宮前5-48-3 サンエムビルB1F/1F。また、同時に、タライに張った水に足をつけながら、じっくりと本を読めるよう中庭を「オトナの自由研究テラス」として開放します。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。