米人気漫画マーベルコミックの人気ヒーローアクション「キャプテン・アメリカ」。前作「ザ・ファースト・アベンジャー」(11)の続編で、マーベル最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」(12)から2年後の世界が描かれる。
ヒーローを集合させた国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D(シールド)」。キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エバンス)は、仲間のブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)らと任務にあたっていた。
シールドの長官フューリー(サミュエル)は、メンバーにある計画を説明する。平和を維持するため、巨大空中母艦を配備し、全世界を監視するプロジェクトだ。いわば全人類をシールドの監視下に置く──キャプテン・アメリカは、組織のあくなき野望に疑問を抱く。
しかし、フューリーが突然何者かに命を狙われる。魔の手はキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウにも及び、やがて追っ手はシールドそのものと分かる。さらに最強の敵"ウィンター・ソルジャー"が出現。シールドに何が起きたのか。黒幕は誰なのか。キャプテン・アメリカの壮絶な戦いが始まる──。
ダイナミックな映像に釘付け
マーベルコミック人気作品の映画化シリーズ。今回の主役はキャプテン・アメリカだ。第二次世界大戦中、特殊な薬で超人的な肉体を得た男。戦争末期、乗っていた飛行機が北極海に墜落。氷漬けで仮死状態となり、70年を経て蘇りシールドに発見された。星条旗をモチーフにした戦闘服、丸い超合金の盾がトレードマークだ。
今回新たに仲間としてファルコン(アンソニー・マッキー)が登場。背中の翼で飛ぶ様子が見どころの一つとなっている。空から地上へ急降下したり、空中を自在に舞う姿は、3Dの特性を生かしつつスピード感も十分。ダイナミックな映像に釘付けになる。
ウィンター・ソルジャーとキャプテン・アメリカの関係、シールド幹部役のロバート・レッドフォードが隠す秘密。謎が謎を呼び、観客を最後まで引っ張っていく。大作アクションにふさわしく、サービス精神旺盛な娯楽映画だ。
「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」(2014年、米国)
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演:クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソン、セバスチャン・スタン、アンソニー・マッキー、コビー・スマルダース
2014年4月19日(土)、2D・3D全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。