いよいよ、あす29日(2014年3月)に迫った我が家の引っ越し。30歳前にようやく親元から離れ、勝手し放題な日々を送り7年半になる。この家から出ていくときは、誰かが迎えに来てくれて新婚生活ってことかなぁ~と淡い希望とともに始まったが、独身のままこの家を出ていくとは思わなかった。
読まないままの本、片方だけのセット下着、とっくに期限切れの食品…
それにしても、7年半の間によくも溜めこんだものだ。ダンボールに詰め込み作業を始めてわかったのは、自分はゴミ屋敷に住んでいたということだった。床の上に洋服は散乱し、仕事の資料が一面に広がって、ベッドまで飛び石のように床を探して飛びこむことが多い。たまに掃除をし、放送が終わった番組の資料から捨てまくっていたけれど、暮らしでたまったものは何も整理ができていなかった。
本棚からは読まずにしまった本の数々、クローゼットからは片方だけになっていた靴下が両足とも出てきたり、上下揃って買った下着なのに引き出しに詰め込まれたままのショーツはタグも外されずクッチャクチャになっていた。さらに、数年間、カゴの中にいたままその寿命がつきてしまった食品も多くいた。たいていがバーゲンで「今買わなくちゃと焦って買った」「安くてかわいかったから買った」のに、それらの行きつく先はゴミ袋だ。
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