専門家の美レシピ#12 花粉を徹底排除する3か条
花粉症対策で重要なのは、異物とみなしてしまう花粉を侵入させないこと。
完璧だと思っていでも実は間違っていたり、少しのポイントでさらに効果的になったり...。今回は意外と知らない重要ポイントをしっかりおさえた花粉症対策をご紹介します。効果的な花粉症対策をして辛い花粉の季節を乗り切りましょう。
目を洗うときにはたっぷりの目薬で
1:外出時洋服は、花粉のつきに難いツルっとした素材にしましょう。マスクや眼鏡、帽子ももちろん必須です。マスクは湿らせたガーゼを入れると更に効果的です。花粉が侵入し難くなるだけでなく、のどや鼻の粘膜は乾燥している方が刺激を受けやすいため、適度な保湿で潤いを与えます。
また、気を付けなければならないのが、マスクの表面。沢山の花粉が付着しているので、表面を触った手で顔や体を触らないようにしてくださいね。コンタクトレンズを使用している人は花粉がコンタクトレンズと結膜の間で擦れるので、眼鏡で外出する方が良いです。
2:帰宅時まず第一に重要なのは家に花粉を持ち込まないこと。外でしっかり洋服や髪の毛についた花粉をはらいましょう。そしてすぐに、うがい、手洗い、洗顔をして花粉を洗い流しましょう。
目は塩素を含む水道水などで洗浄すると傷をつける事があるので、涙の成分に近いたっぷりの量の目薬で洗い流すといいですよ。キャップに洗眼液を入れて目を洗うタイプのものを使う場合は、目の周りや目の中の花粉が洗眼液に入ってしまい、花粉が目に再付着しないように、洗顔後、目の周りがキレイな状態で使い、洗眼液は何回か変えて洗う事が重要です。
鼻はきっちり洗浄できないと、かえって花粉が奥まで入ってしまい悪化する場合もあるので、医師に相談してくださいね。
3:家にいるとき窓やドア、そして忘れがちな換気口もしっかり閉めましょう。ですがしっかり閉めていても花粉はお部屋に入ってきてしまいます。こまめに掃除をするようにし、濡れ拭きのできるフローリングなどは拭き掃除をすると効果的です。
また、掃除機のパックフィルター(取り換えパック)には吸い込んだ花粉が沢山溜まっているので、取り換える時は外でマスクをかけておこないます。パックフィルターを触った手は必ずすぐに洗い、顔や体に触れないようにしてくださいね。
この時期は、お布団や洗濯物を外に干すのは避けましょう。
最後、寝る前には、必ずシャワー-やお風呂に入り、体や髪についた花粉を布団に持ち込まないようにしましょう。
花粉症対策のためには自分がどの花粉にアレルギーがあるのかをしっかり知り、その原因となる花粉が飛散する前から花粉症対策をすることが重要です。また、花粉症対策をしても症状が軽減されない場合は、我慢するとストレスになり、さらに症状が悪化する場合もあるため、早めに受診し、薬や手術による症状の緩和、根治も期待できる免疫療法など最適な方法を医師と相談してくださいね。
前田ひずるPROFILE
美容と健康のスペシャリスト。食品会社で研究、化粧品会社で商品企画として勤務。真の美しさ、健康を追求するため、解剖生理学、アロマセラピー、リンパドレナージュ、リフレクソロジー、栄養学などを学び、I・A・I(International Association of Integracy)認定『インテグレーター』ライセンス取得。悩みの根本原因に多角的にアプローチし、一時的な対処療法ではなく、根本改善を促し、真の健康と美しさをサポートしている。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。