万城目学の同名小説の映画化「偉大なる、しゅららぼん」のヒット祈願イベントがこのほど、東京・増上寺で行われ、主演の濱田岳、岡田将生、深田恭子が出席した。
舞台は琵琶湖畔・石走(いわばしり)の町。"不思議な力"を受け継ぐ日出家の本家に、分家から涼介(岡田)が修行に来る。"生きる伝説"と呼ばれる本家の跡取り・淡十郎(濱田)は、涼介にそろいの赤い制服を着せ、二人は「殿」と「供」の関係に。一方、同級生の棗(なつめ)一家も"不思議な力"を持ち、日出家と1300年間争ってきた。ある日、淡十郎が失恋。ささいな腹いせから、世界を滅ぼす大事件が勃発する──。
深田恭子「摩訶不思議だけど人間味にあふれている」
摩訶不思議な"マキメ・ワールド"が全開するファンタジー作品。濱田は出演決定前に原作を読んでいたといいで「原作のファンとしてももちろんだが、いい意味で期待を裏切る作品になっている。胸を張ってお披露目したい」と自信を見せた。独特な世界を彩る特殊効果について「CG(コンピューター・グラフィックス)の効果もすごいが、キャラクターの感情や表現でも十分楽しめる。年齢を問わず、いろいろな人が観られる素敵な娯楽作になった」と語った。
濱田の"供"を演じた岡田は「(ヒット祈願イベンとには初参加で)緊張して身が引き締まる思い。ふだんなら二人でふざけたことを言ってしまうけれど(笑)。琵琶湖が割れるCGのシーンで、馬に二人乗りする。とても迫力があり、子供から大人までワクワクさせてくれる映画」と話した。
さらに深田は劇中登場する白馬・マレーボに乗って登場。「撮影前から乗馬をしたり、貴重な経験ができた。摩訶不思議な作品だけれど、とても人間味にあふれている。ぜひそこも観てほしい」と話していた。
「偉大なる、しゅららぼん」(2014年、日本)
監督:水落豊
出演:濱田岳、岡田将生、深田恭子、渡辺大、貫地谷しほり、佐野史郎、高田延彦、田口浩正、大野いと、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、小柳友、津川雅彦、笹野高史、村上弘明
2014年3月8日(土)、全国公開。作品の詳細は公式サイトで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。