2014/2/27

映画「最後の晩餐」/エディ・ポン「愛する人においしい料理を作ってあげたい」

中韓合作映画で過去最高のヒット作となった「最後の晩餐」が、2014年3月1日公開される。台湾の若手人気俳優エディ・ポン(彭于晏)、中国の白百河(バイ・バイホー)が共演し、韓国のオ・ギファン監督がメガホンを取った切ない恋愛映画だ。エディ・ポンは「自分自身が成熟し、学びたかった。(映画のように劇的でロマンチックな)愛もあると信じています」と語った。

──出演までの経緯を教えて下さい。台本を読んだ時の感想はいかがでしたか。

ラブロマンスはドラマでやった経験があります。ただ、「最後の晩餐」のように成熟した年齢のキャラクターを演じたことはありませんでした。このような映画で僕が出演依頼を受けるとは思いませんでした。

多くの監督は「君は大学生の役が似合う」と言いました。僕自身もう少し成熟し、多様な演技を練習しなければと、その時感じました。今回この台本を読み、主人公を通していろいろ学べるのでは、と思いました。皆さんには僕がこういう演技もできると証明し、チャレンジャーであることも知ってほしかった。30代の僕にはとてもいい訓練だと思いました。

──あなたが演じたリー・シンは料理人です。料理の練習はしましたか。ご自身は普段から料理をするほうですか。

撮影前に少し学びました。材料を洗い、包丁で切るくらいのことはうまくできますよ。肉や野菜を切ったり、魚もさばけます。甘いデザートもよく作ります。 俳優は家の外で生活することが多いので、料理を学べたらいいな、と思っていました。 中国の女性は料理のできる男性が好きです。 私も愛する人ができたら、おいしい料理を作ってあげたいですね。

こういう愛はあると信じています

──共演者たちとは現場でどう過ごしましたか。

(相手役の)バイ・バイホーさんは、これまで僕が一緒に仕事をしてきた女優たちとは違っていました。正直でさばさばしていて、他人にとても親切。撮影時間以外も、時間があくと食事をおごってくれます。彼女と仕事ができてとても面白かったし、楽しかったです。互いに信頼感もありました。

──今回は韓国のオ・ギファン監督との作業でした。一緒に仕事をしていかがでしたか。

すべての作業や意思疎通が通訳を介して行われたので、時間はすごくかかりました。韓国の映画製作陣は、俳優とスタッフの意見を尊重してくれます。ワンシーン撮影した後、照明、撮影チームを含む多くのスタッフが来て、今撮ったシーンを見て確認します。

一つ一つ細かくチェックしながら、間違いがあれば意見を出し合う。俳優にも演技にも意見を出してくれます。効率が上がりますよね。映画のすべての現場環境は、同じではないからです。こういう経験は初めてでした。

──実生活で作品のように劇的で、純粋な恋が訪れると期待しますか。

もし僕がリー・シンだったら、一度は期待するでしょう。こういう愛はあると信じています。この世に不可能なことなんてないでしょう? とてもロマンチックじゃないですか!


「最後の晩餐」(2013年、中・韓)
監督:オ・ギファン
出演:バイ・バイホー(白百河)、エディ・ポン(彭于晏)、ペース・ウー(呉佩慈)、ジアン・ジンフー(蒋勁夫)
2014年3月1日(土)、シネスイッチ銀座ほかで全国順次公開。作品の詳細は公式サイトで。

記事提供:映画の森

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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