2014/1/ 5

日本人は仕事熱心過ぎ? 6年連続で有給消化日数がワースト1位

「日本人は勤勉で仕事熱心だ」、と言われると悪い気はしませんが、いざ自分の身に置き換えてみると、2013年は何日有給休暇を使えたか考えると少々さみしい気持ちに。

オンライン旅行サイト「エクスペディアジャパン」が行なった調査で、日本は24か国中、最も有給を消化していないことが分かりました。

意外と不満のない日本人

2013年の有給支給日数は18日と増加し、世界の平均20日と大きな差はありません。しかし、消化日数は7日にとどまり、有給取得率はわずか39%でした。ワースト2位の韓国(70%)、3位のタイ(73%)と比べるとその差は明らかです。

また、年間の消化日数が0日だった人は全体の17%で、調査国中トップ。2位のアメリカ(13%)を除き、他の国は軒並み一桁台であることを考えれば、日本人はいかに有給を消化しない集団なのかが分かります。

一方で、現在の有給消化日数に満足しているか聞くと、約半数の49%が「満足」と回答しました。同じ日数を消化している韓国人は71%が不満と答えていることと比べると、何とも控えめな結果になりました。

なお、不満と答えた人が最も多かったのはフランス(90%)。取得日数30日、消化率100%という数字はうらやましく見えますが、仕事以外の時間や労働への意識の違いがあるのかもしれません。

調査により、日本人が自ら休みを取らず働く姿が改めて明らかになる一方、有給について不満を持つ人が意外と少ないことが分かりました。なかなか有給を消化できない人にとっては、「周りも働いているんだから」と自らを納得させていると言ったところでしょうか。

※調査はオンライン旅行サイト「エクスペディアジャパン」が24か国の有職者8219人を対象にインターネットで行ったもの。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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