シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション大作「大脱出」の日本公開を前に、東京都内で12月3日、ジャパンプレミアイベントと試写会があり、シュワルツェネッガーは「引退はしない。俳優を一生やめるつもりはない」と語った。「ラストスタンド」での来日以来約9か月ぶり。
スタローンとは「かつてはライバル同士だった」
会場の六本木ヒルズにはレッドカーペットが敷かれ、黒いスーツ姿のシュワルツェネッガーが登場。本格初共演となったスタローンについて「情熱的な男で、いろいろな才能を持っている。常にプロフェッショナル。素晴らしい俳優だ」と絶賛した。
続いて試写会が行われる劇場へ移動。日本のファンを前にした舞台あいさつは10年ぶり以上で、詰めかけた観客から歓声が上がった。「40年前から来日しているが、日本の忠実なファンが好きだ。映画の宣伝で何度も来ているし、カリフォルニア州知事時代にも貿易関係の仕事で来日した。また映画俳優として戻って来られてうれしい」と笑顔を見せた。
今回の出演のきっかけは「スライ(スタローンの愛称)から『お前も出ろ!』と言われたこと。『やっとおれたちが共演すべき脚本が見つかった』と電話がかかってきたんだ。彼にお礼を言いたいよ」と話した。スタローンとは「かつてはライバル同士だったが、今は互いに尊敬し合っている」といい、「これからもたくさん共演したい」と意欲を見せた。
「ターミネーター」シリーズなど数々のヒット作に出演してきたシュワルツェネッガーも66歳。今後も俳優として「倒れて死ぬまで続ける。絶対に引退しない」と断言。「私は俳優業を愛しているし、一生やめるつもりはない」と熱く宣言した。
「大脱出」(2013年、米国)
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジム・カビーゼル、サム・ニール、ヴィニー・ジョーンズ、エイミー・ライアン
2014年1月10日、東宝シネマズ日劇ほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。