脚本家の北川悦吏子さん
「もっと患者側目線を意識して、一般の女性の気持ちに沿おう」――2013年10月17日から18日にかけて開かれた日本美容外科学会では、美容や美容外科に関わる医師や医療関係者の間に、こんな気運が高まっていることがわかりました。
こうした想いは、一般に向けて19日に開かれた市民公開講座にも表れたようです。
「だって明日死んじゃうかもしれないから」
題目に医師による講演が並ぶ中、脚本家・映画監督の北川悦吏子さんが、「自分をプロデュースする」というテーマでトークショー。大病を患いながらも「モノを書く」仕事を続けるための秘訣を「自分を大事にする」ことと披露しました。
「『大丈夫今日はこれができた』って、自分で自分を評価するようにしようと思っています」
北川さんにとって、自分自身と環境を、やりたいことやなりたい自分に向けて整えていくには、美容も大きな要素といいます。
「女性ってきれいにしてないと気持ちが沈むので。(美容に力を入れることで)『自分がきれいにしている』と思っていられるほうが、きれいでいられていいじゃないかな、と最近思い始めました」
そんな北川さんが表現するうえで大事にしているのは、「(感じたこと、思いついたことを)とっておかないで今伝える」こと。その理由は「明日死んじゃうかもしれないから」だそうです。
これには司会の大竹尚之先生(第36回日本美容外科学会総会 会長/聖路加病院形成外科部長)も「いろいろ溜めないことで、活気が出てアクティブに生きて行けるのかもしれませんね。大病を患ったとおっしゃっていましたが、まったくそんな感じも受けませんし」と感心した様子でした。
アンチエイジング医師団
「アンチエイジングに関する正確で、最新かつ有効な情報」を紹介・発信するためにアンチエイジング医学/医療の第一線に携わるドクターたちが結成。 放
送・出版などの媒体や講演会・イベント等を通じて、世の中に安全で正しいアンチエイジング情報を伝え、真の健康長寿に向き合っていく。 HPはhttp://www.doctors-anti-ageing.com
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