2013年の流行語大賞の発表までまもなく。「今でしょ」「じぇじぇじぇ」など、どの言葉が選ばれるのか注目が集まります。
それに先駆けて、現役女子中高生の今年の流行語ランキングが発表されました。本家とは違い、聞きなれない言葉も多数ランクインする結果になりました。
1、2位は意外に順当?
1位に輝いたのはドラマ「半沢直樹」の名セリフ「倍返しだ」(115票)。2位の「今でしょ」(76票)と合わせて、本家でも選ばれそうな言葉が意外にも順当に選ばれました。
女子中高生らしい言葉としては3位に「激おこぷんぷん丸」(56票)がランクイン。怒りの感情を示す言葉としてギャルの間で使われていたのが起源とされており、本家の流行語大賞でもノミネートされるほど一般にも浸透しています。
ランキング上位の中で女子中高生の間で独自に流行した言葉としては、「激おこぷんぷん丸」と並んで3位に入った「あーね」(56票)と5位の「それな」(47票)があります。
「あーね」は「あー、なるほどね」、「それな」は「そうだよね」といった意味だそうです。どちらもSNSなどを中心に発展し、現実世界でも使われている言葉です。
ブログやコミュニティサイト「Candy」の女子高生編集長・椎木里佳さんによると、「普段の会話やメッセージの中で『うん』と返すだけだとそっけなく見えてしまいますが、『それな』と返すと、相手の受け取り方が違ってくるように感じます」。複数のSNSを使いこなすなどコミュニケーションの形が変わる中で、会話における相づちや反応の変化が起きているのではないかと分析しています。
同時に行われたアンケート「今年、自分の周りで流行っていた『モノ・コト』」でも、「LINE」が1位になっており、今後もSNSを通じてほかの年代とは異なる独自の流行語が誕生しそうです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。