11月9日公開の「四十九日のレシピ」公開直前トークショーが4日、東京・青山で行われ、主演の永作博美が参加した。亡き母の残したレシピに導かれ、家族が再生する人間ドラマ。永作は「遺言を書く人はいても、ハッピーな手紙を残す人はいない。ぜひやらせて下さいと引き受けた」と語った。
永作は「八日目の蝉」(11)以来2年ぶりの映画主演。亡き母が残した「幸せに生きるためのレシピ」で願った「四十九日の大宴会」を開くため、家族が心の傷と向き合いつつ、再生に向かう物語だ。
お顔も怖いですが(笑)、本当に優しくてお茶目な方
娘の百合子を演じた永作。トークショーで「遺言を書く人はいても、ハッピーな手紙を残す人はいない。私がぜひ実現したいと思い、四十九日をやらせて下さいと引き受けた」と振り返った。
夫との関係に疲れ、さまざまな問題を抱えた百合子。自身が前向きに生きるコツについて、永作は「目の前のことを精一杯やること。課題をどう越えていくのか、充実させて終わらせるのか。それを考えればすぐに時間がたちますね」と語った。
また、父親役を演じた石橋蓮司との初共演について「しっかりぶつかれました。映画では仲がよくないですが、実際はよかったです。石橋さんは激しい役をされることも多く、お顔も怖いですが(笑)、本当に優しくてお茶目な方でした」と話した。
さらに、劇中踊ったフラダンスを会場の観客とともに披露。「シンプルに見えるものほど、美しく踊るのは難しい。時間ができれば改めて習ってみたいと思った」と話していた。
「四十九日のレシピ」(2013年、日本)
監督:タナダユキ
出演:永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子
2013年11月9日、新宿バルト9、有楽町スバル座ほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。