2013/9/20

「台湾電影ルネッサンス2013」東京国際映画祭で開催 最新6作品上映

第26回東京国際映画祭(10月17日~25日)ワールド・フォーカス部門で、台湾映画特集上映「台湾電影ルネッサンス2013」の開催が決まった。チョン・モンホン(鍾孟宏)監督の「失魂」(13)、陳玉勳(チェン・ユーシュン)監督の「総舗師 メインシェフへの道」(13)など、今年公開の新作を中心に6作品を紹介する。

チェン・ユーシュン監督16年ぶりの長編「総舗師 メインシェフへの道」

「台湾電影ルネッサンス」の開催は、ヒット作「モンガに散る」(10)などが上映された10年以来3年ぶり。上記2作品のほか、「27℃ 世界一のパン」(リン・チェンシェン=林正盛監督)、「高雄ダンサー」(ホー・ウェンシュン=何文薰、ファン・ウチョル監督)、「Together(英題)」(シュイ・チャオレン=許肇任監督)、1983年の名作オムニバス「坊やの人形」(ホウ・シャオシェン=侯孝賢監督ら)のデジタルリストア版が上映される。

中でも注目は「総舗師 メインシェフへの道」。「熱帯魚」(95)、「ラブゴーゴー」(97)のチェン監督16年ぶりの長編だ。伝説の料理人の娘が、家業立て直しに奔走するコメディー。カラフルでポップな画面、台湾語が満載の台詞に地元台湾の観客は熱狂。8月中旬の公開後、現地で大ヒットしている。

「停車」(08)、「4枚目の似顔絵」(10)など独自の世界観が持ち味のチョン監督。「失魂」は往年のカンフースター、ジミー・ウォング(王羽)と、「花蓮の夏」(06)の若手俳優、ジョセフ・チャン(張孝全)が顔を合わせたホラー風味の作品だ。

上映スケジュールなど詳細は公式サイトまで。


記事提供:映画の森

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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