韓国ドラマ「その冬、風が吹く」主演のチョ・インソンが6月末、日本での地上波初放送・DVD発売記念イベントのため来日した。共演者のキム・ボムとともに東京・渋谷で記者会見し、「素敵なシーンや台詞が多い作品」と語った。
「チョ・インソンは天性の息づかいがある。期待値をはるかに超えて驚く」
同作はチョ・インソンの兵役除隊後初で、8年ぶりの出演ドラマ。映画「グランド・マスター」(13)などの女優ソン・ヘギョと共演。孤独な男女の崇高な愛を描く純愛物語だ。
チョ・インソンは出演を決めた理由について「いい作家、監督、共演者。断る理由がなかった」と説明。生後すぐに母に捨てられ、成長後も初恋に破れ、自暴自棄に生きる孤独な男を演じる。相手役のソン・ヘギョも両親が離婚し、自らも視力を失う薄幸の女性。「素敵なシーンや台詞が多く、毎回見逃したくないと現場で話していた」と語った。
全編通して涙の演技が印象的な作品。泣くシーンについては「時間が必要で、いつも大変だった。すべて本物の涙。相手の台詞に耳を傾け、感情移入する。きれいなシーンになったのは、相手役の俳優のおかげ」と感謝の意を示した。
また、弟分役を演じたキム・ボムは「いつもインソンさんがいてくれて、スムーズに感情移入できた」と振り返った。素顔のチョ・インソンは「テレビでは見られない茶目っ気があり、いたずら好き」とか。チョ・インソンは「普段から兄弟のような間柄なので、違和感がなかった。おかげでいい映像が撮れたのでは」と話していた。
さらにキム・ギュテ監督が2人の魅力を解説。チョ・インソンについて「天性の息づかいがある。監督や脚本家の意図を正確に把握しながら、独自のスタイルで表現する。期待値をはるかに超え、本当に驚いた」と絶賛。キム・ボムは「神秘的な雰囲気がある。演出しながら『それを盗みたい、活用したい』と思わせる人」と話していた。
「その冬、風が吹く」は8月28日、TBS「韓流セレクト」で地上波初放送。作品の詳細は公式サイトで。
記事提供:映画の森
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