車で帰郷中の若者たちが、人の皮をかぶった大男"レザーフェイス"に殺される「悪魔のいけにえ」(74、トビー・フーバー監督)。残酷描写と異常な犯人は、「ハロウィン」や「13日の金曜日」など、後の人気ホラーに多大な影響を与えた。
続編3本に加え、「テキサス・チェーンソー」(03)、「テキサス・チェーンソー ビギニング」(06)と関連作品も製作された。今回オリジナル版から約40年を経て、新たな続編が3D作品として完成。監督は犯罪ドラマ「テイカーズ」(10)のジョン・ラッセンホップだ。
"ソーヤー家"の存在を大きくクローズアップ
1974年、オリジナル版の結末から1時間後。レザーフェイスの襲撃から逃れた女性が、保安官事務所に駆け込み事件が発覚する。町の自警団が現場となったソーヤー家に集結。銃撃戦の末に家は焼かれ、生き残った赤ん坊を自警団の夫婦に連れ去られる。
時は流れて現在。赤ん坊はヘザー(アレクサンドラ・ダダリオ)と名付けられ成長した。そこに「祖母が死亡し、莫大な財産と屋敷が相続される」との書類が届く。自分が養子と知ったヘザーは、恋人のライアンや友人を伴い、ルーツを求めてテキサスに向かう。
オリジナル版の世界観を受け継ぎながら、続編以降に登場する"ソーヤー家"の存在を大きく膨らませている。無防備な若者が殺人鬼のテリトリーに入り込んで襲われる。プロットは同じだが、ソーヤー家の血を引くヘザー、過去に一家を殺した町民が話に絡んでくる。
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