2013/7/ 5

映画「モンスターズ・ユニバーシティ」/12年ぶりのマイクとサリー 色あせない"怖がらせ屋コンビ"にわくわく

米ディズニー・ピクサーの大ヒットアニメーション映画「モンスターズ・インク」(01)から12年。"怖がらせ屋"のモンスター、マイクとサリーの大学時代を描くのが、続編「モンスターズ・ユニバーシティ」だ。

モンスター世界の大企業「モンスターズ・インク(株式会社)」。巨大な社屋には無数の扉があり、すべて人間の子ども部屋に通じている。社員のモンスターたちは夜な夜なドアを通り、子どもたちを驚かせて大声を上げさせる。響く悲鳴はエネルギーに変わり、モンスター世界に供給されていた。

そんなモンスターの中で、"一番の怖がらせ屋"と名高い毛むくじゃらで巨漢のサリー。相棒で小さな一つ目モンスターのマイク。「モンスターズ・ユニバーシティ」は、二人が"怖がらせ屋養成大学"で出会い、修行する日々を描く。

画面のすみずみまでこだわりが感じられる、さすがのピクサー作品

サリーを中心だった前作と逆に、今回はマイクが主人公に物語が動く。子どもの頃、学校の見学で訪れた「モンスターズ・インク」に魅せられたサリー。「自分も怖がらせ屋になりたい」。体が小さなハンデを克服し、意気揚々と入った大学だったが、想像を超える試練が待っていた。相部屋になったサリーや仲間たちとの出会い、怖がらせコンテストへの参加。厳しい日々を乗り越え、マイクは立派な怖がらせ屋になれるのか──。

ディズニー・ピクサーの作品らしく、良質で明るいストーリー。前作から12年たったが、キャラクターの魅力は色あせていない。個性的でユーモアあるモンスターたちだけでなく、大学の寮、校舎、キャンパスなど、画面のすみずみまでこだわりが感じられる。前向きなマイクとサリーの成長物語は、大人から子どもまで楽しめるだろう。


「モンスターズ・ユニバーシティ」(2013年、米国)
監督:ダン・スキャンロン
出演:ビリー・クリスタル、ジョン・グッドマン、スティーブ・ブシェーミ、ヘレン・ミレン、ピーター・ソーン
2013年7月6日、2D・3D同時公開。作品の詳細は公式サイトで。

記事提供:映画の森

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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