韓国映画「フェニックス 約束の歌」主演で人気バンド・FTISLANDのイ・ホンギが5月15日、東京都内で記者会見した。今回が映画初出演で初主演。「撮影を通じて感じることが本当にたくさんあった。後悔しない人生を送ろうと思った」と語った。
日本版エンディング曲「オレンジ色の空」も書き下ろし
イ・ホンギ演じる人気アイドル・チュンイは、けんかが元でホスピスでの奉仕活動を命じられる。余命いくばくもない患者たちと過ごし、さまざまな人生に触れるが、資金難でホスピスは閉鎖の危機に。チュンイは患者たちとバンド"フェニックス"を結成。賞金獲得に向けてオーディション参加を目指す──。
台本を読んで初めて「ホスピスについて知った」というイ・ホンギ。出演が決まった後も「うまくできるか」と不安や迷いを感じたという。しかし、監督から「台詞を読んで受け止め、感じたままに演じて」と求められ、現場で話し合いながら演技を模索した。撮影を通して「後悔しない人生を送ろうと思った。心から願うことは何か。好きな仕事ができているか。よく考えるようになった」と語った。
音楽活動の傍ら、人気ドラマ「美男<イケメン>ですね」(09)、日本のドラマ「のり子、ソウルへ行く!」(11)など、俳優としての実績も着実に重ねている。「以前は演技への意欲が7割、音楽が3割だった。(音楽活動に重点を置く)今は逆かな。半々ぐらいになるのが夢」と話した。
また、日本版のエンディング曲「オレンジ色の空」も書き下ろした。最初は別の曲の採用が決まっていたそうだが、「ちょっと気に入らなかったので『僕の曲でどうですか』と提案した。歌詞も映画に合わせて書き換えた」と説明。最後に日本公開に向け「僕自身が撮影を通じ、感じることが本当にたくさんあった。心温まる本当にいい作品。笑いもあり、癒しの効果もある。期待して下さい」と呼びかけた。
「フェニックス 約束の歌」(2013年、韓国)
監督:ナム・テクス
出演:イ・ホンギ、マ・ドンソク、イム・ウォニ、ペク・ジニ
2013年6月7日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。