「あれ、この言葉どういう意味だっけ...」というときに分厚い辞典を持ち合わせていなくてもサクサク検索できてしまう、便利なインターネット辞典。そんなネット辞典のアクセスデータを使った「日本人がネット辞書で調べた言葉」ランキングが小学館の国語辞典「大辞泉」編集部から発表されました。
マジメな日本人らしいランキング結果に
ランキングは国内最大級のネット辞典サイト「kotobank(コトバンク)」の過去1年分のアクセスデータを「大辞泉」編集部が集計・分析して作成したもの(二字熟語を対象)。その結果、最も調べられた言葉は"物事がはかどること"を意味する「進捗(しんちょく)」だったことが分かりました(調査期間:2012年4月1日~2013年3月31日)。
ベスト10は下記のとおり。
1位 進捗(しんちょく)
2位 瑕疵(かし)
3位 遵守(じゅんしゅ)
4位 謹啓(きんけい)
5位 留意(りゅうい)
6位 約款(やっかん)
7位 寸志(すんし)
8位 邁進(まいしん)
9位 意義(いぎ)
10位 出自(しゅつじ)
全体的に仕事がらみの言葉が上位にランクインしており、そこからは真面目で律儀な"日本人らしさ"が垣間見えてきます。たとえば第1位の「進捗」からはスケジュールや状況をきめ細かく確認しながらものごとを進める日本人の生真面目さ、第2位の「瑕疵」からは"ものづくりの国"日本ならではの品質に対するこだわり、第3位の「遵守」からはルールをしっかり守る日本人の勤勉さを表しているとも言えそうです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。