アフリカの今を伝える映画祭「シネマアフリカ2013」が2013年5月17~23日、東京・オーディトリウム渋谷で開催される。3年ぶり3回目。6月に横浜で開催される第5回アフリカ開発会議(TICAD)に合わせ、劇映画とドキュメンタリー計17作品を上映。"素顔のアフリカ"を垣間見られる貴重な機会だ。
年間製作本数2000本を越える映画大国ナイジェリア
今年はアフリカ一の映画大国・ナイジェリアを代表するクンレ・アフォラヤン監督の「恋するケータイinラゴス」(12)、アフリカ映画アカデミー賞で5部門を制したサスペンス「アラロミレー 呪いの女神」(10)のほか、エジプト、ケニア、ウガンダ、ルワンダなどの長短編が集まった。
ナイジェリアは年間製作本数2000本を越え、米ハリウッド、インドのボリウッドに肩を並べる市場規模。今回はゲストとしてクンレ監督が来日。トークイベントなどを通じてアフリカ映画の魅力を伝える。
"ヨーロッパとアフリカが逆転する"奇想天外なコメディー「アフリカ・パラダイス」(06、ベニン・仏)、サッカー少年がルワンダから南アフリカまで約5000キロを歩く「アフリカ・ユナイテッド」(08、英・南ア・ルワンダ)、08年ベネチア国際映画祭審査員特別賞受賞作「テザ 慟哭の大地」(エチオピア・独・仏)など、幅広いジャンルの作品が楽しめる。
さらにドキュメンタリー作品では、スーダンの巨匠ガダラ・グバラ監督の映画人生60年を追う「シネマ・イン・スーダン CINEMA IN SUDAN」(08)、ナイジェリアが誇るノーベル文学賞作家ウォレ・ショインカに迫る「森のこども ウォレ・ショインカ」(09)、"アフリカ映画の父"と称えられるセネガルのセンベーヌ・ウスマンを追う「0 センベーヌ!」(12)にも注目だ。
2013年5月17~23日、東京・オーディトリウム渋谷で開催。作品の詳細、上映スケジュールは公式サイトまで。
作品の詳細は公式サイトで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。