2013年6月21日公開のハリウッドSFサスペンス大作「アフター・アース」主演のウィル・スミス、ジェイデン・スミス親子が5月2日、東京都内で記者会見した。親子共演は「幸せのちから」（06）以来7年ぶり。14歳になったジェイデンは「父は素晴らしい俳優。作品への情熱と真剣さを持っている」と話し、ウィルは「息子は自分の感情をコントロールできるようになった。成長を感じたよ」と満足げだった。

ウィル自ら原案を担当

「アフター・アース」の舞台は西暦3072年の宇宙。見知らぬ惑星に不時着した親子（ウィル＆ジェイデン）が、生存をかけて戦う過程を描く。自ら原案を担当したウィルは「ジェイデンがジャッキー・チェンと『ベスト・キッド』（10）を撮る様子があまりに楽しそうだった。うらやましくなって、親子共演できる企画を考えようと思った」と振り返った。

父と子であり、俳優として先輩後輩でもある2人だが、やり取りはかけ合い漫才のよう。ジェイデンが「父はいつも現場にいてくれた」と持ち上げると、ウィルは「当然だよ。僕の方がギャラが多いからね」と話し、会場の笑いを誘った。また、撮影で楽しかったシーンは、ウィルいわく「ジェイデンが崖から飛び降りて巨大な鳥がぶつかるシーン。彼の顔がひきつっていたから」。これに対してジェイデンは「それはそっちでしょ！僕はクールに決めてたよ！」と反撃。スクリーンの外でも息の合ったところを見せた。

「アフター・アース」には近未来の"人が住めなくなった地球"が登場する。深刻化する環境破壊について、ウィルは「ジェイデンの世代には問題がより大きくなる。われわれは関心を寄せなければならないね」と語り、ジェイデンは「地球にどう接するべきか。自分には何ができるか、考えるきっかけになる映画だと思う」と話していた。

「アフター・アース」（2013年、米国）
監督：M・ナイト・シャラマン
出演：ウィル・スミス、ジェイデン・スミス
2013年6月21日、新宿ピカデリーほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトで。

記事提供：映画の森

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。