"スクリーンでドラマを楽しむ"をテーマに、新作・話題作をいち早く紹介するイベント「東京国際ドラマ祭」の韓国ドラマDAYが2013年4月13日、東京都内で開かれ、俳優のキム・ジェウォンがトークイベントに参加した。今年でデビュー13年目を迎えたキム・ジェウォン。「与えられた毎日を楽しく過ごし、過去を振り返らず、前向きに生きたい」と語った。
同映画祭は今年で3回目。今年はキム・ジェウォン主演の「メイクイーン」、ソ・ジソブ主演の「ファントム」、イ・ボヨン主演の「いとしのソヨン」の3本を上映した。
5月には新作の撮影の予定も
明るく穏やかな笑顔から"キラースマイル"の愛称で日本でも人気のキム・ジェウォン。最新作「メイクイーン」は造船業界をめぐる人間ドラマで、米国帰りの船舶専門家を好演。アドリブを駆使してユーモアある役作りに挑み、俳優として新たな一面を見せた。「自分の能力を生かす舞台を与えられたことに感謝し、一生懸命演じた」と振り返った。
撮影ではロケ地となった韓国南部の港町・蔚山に泊り込み、スタッフと生活をともにするなど役作りに没頭。しかし、英語が堪能な設定には苦労したそうで「つらかったです(笑)。子供の頃から親や先生に『勉強しろ』と言われてきたけれど、実行するのは難しい」と笑顔で語った。
また、俳優として日頃心がけていることは「与えられた一日一日を楽しく過ごすこと」。映画やドラマ、ミュージカルなどを見ることで「人は癒される」と説明。「楽しい時間を過ごすことで、日常生活のエネルギーを補てんできる。過去に執着するのはよくない。僕はこれから生きてやるべきことがたくさんあるので、過去はすぐに忘れてしまう(笑)。忘れすぎて頭が空っぽになることも」と語り、会場の笑いを誘っていた。
今後の予定については「デビューから10年以上たち、作品選択がだんだん難しくなってきた。自分自身が何を学べるかに重点を置き、前向きに選びたい。5月ぐらいから新作撮影に入りたい」と話した。
記事提供:映画の森
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