2013/2/23

映画「フライト」/デンゼル・ワシントン「素晴らしい脚本。アドリブはいらなかった」

2013年3月1日公開「フライト」主演のデンゼル・ワシントン、ロバート・ゼメキス監督がこのほど来日し、東京都内で2月20日記者会見した。同25日に発表される米アカデミー賞で主演男優賞候補となっているワシントンは「脚本が素晴らしく、アドリブの必要はなかった」と語った。

ゼメキス監督「(ワシントンに)私の演出など必要なかった」

ゼメキス監督12年ぶりの実写作品で、来日はともに4年ぶり。緊急着陸成功で多くの乗客を救い、英雄に祭り上げられた機長が一転、血液からアルコールが検出され転落する様子を描く。

ワシントンは「脚本が素晴らしく、アドリブの必要はなかった。日々演技を研究し、慢心せず鍛錬している。これまでの演技に満足したことはない」と語った。さらに、ゼメキス監督との撮影について「現場でさまざまに演技を模索させてくれた。不安は感じなかった。懐深く信頼できる」と絶賛。ゼメキス監督も「撮影中は彼の演技に驚き、興奮した。私の演出など必要なかった」と称え合った。

作品の見どころの一つである冒頭30分からの「背面飛行での不時着シーン」について、ゼメキス監督は「時間がかかったがスタッフのチームワークは素晴らしかった。想定できる技術をすべて駆使し、エキストラ30人近くを逆さづりにして撮ったんだ」と秘話を明かした。


「フライト」(2012年、米国)
監督:ロバート・ゼメキス
出演:デンゼル・ワシントン、ドン・チードル、メリッサ・レオ、ジョン・グッドマン、ケリー・ライリー
2013年3月1日、丸の内ピカデリーほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトで。

記事提供:映画の森

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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