アジアの新作・佳作を集めた第8回大阪アジアン映画祭(2013年3月8~17日)の上映作品が、2013年2月6日発表されました。オープニングを飾るのは、ジョニー・トー監督(香港)の新作「毒戦」(2013年)。今年は15か国と地域からコンペティション部門13作品、特別招待部門8作品など44作品を上映する予定です。
オープニング作品は4年連続でジョニー・トー監督作品が選ばれました。「毒戦」は日本初上映。香港・中国本土を舞台に、薬物取引をめぐる犯罪組織と警察の緊迫した駆け引きを描く本格クライム・サスペンスです。クロージング作品はリー・ユー監督(中国)の最新作「二重露光」(2012年)。同監督の過去作品「ブッダ・マウンテン 希望と祈りの旅」「ロスト・イン・北京」の2作と合わせて特集「Directors in Focus リー・ユーの電影世界」として上映されます。
このほか香港映画4本を集めた特集企画「Special Focus on HongKong」や、タイ最大の映画製作会社・GTH社作品を集めた「GTHの7年ちょい タイ映画の新たな奇跡」として7本なども上映。コンペティション部門からグランプリ(最優秀作品賞)、来るべき才能賞、観客賞などが選ばれます。
主な上映作品<コンペティション部門>
「ATM エラー」(2011、タイ、メート・タラートン監督)
「裏話 監督が狂いました」(2013、韓国、イ・ジェヨン監督)
「親愛」(2012、中国、リー・シンマン監督)
「ポーとミーのチャチャ」(原題:寶米恰恰 2012、台湾、ヤン・イーチェン、ジム・ワン監督)
「毒戦」(2013、中国・香港、ジョニー・トー監督)
「誰もいない家」(2012、キルギス・ロシア・フランス、ヌルベク・エゲン監督)
「メモリー First Time」(原題:第一次 2012、香港・中国、ハン・イエン監督)
「Fly Me to Minami 恋するミナミ」(2013、日本・シンガポール、リム・カーワイ監督)
「アイ・ドゥ・ビドゥビドゥ」(2012、フィリピン、クリス・マルティネス監督)
「イスタンブールに来ちゃったの」(2012、マレーシア、バーナード・チョウリー監督)
「日本の悲劇」(2012、日本、小林政広監督)
「カラ・キング」(2012、マレーシア・台湾、Namewee監督)
「BBS住人の正義」(原題:BBS郷民的正義 2012、台湾、ヒーロー・リン監督)
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