この時期になると繁盛するのが占い商売だ。新しい年はどんな1年になるのか、なにを留意すればいいのか。近頃、テレビで人気の占いは、あの人。売れない芸人の改名アドバイスをしたら、爆発的なブレイクで今年の顔となった。数年前から占い番組などのブレーンだったが、あまりにも当たると業界で評判になり、表舞台に出てくるようになったという。
そんな彼の元には、芸能人から制作スタッフまで多くの人が押し掛けているらしい。見てもらった人によると、さまざまな要素を用いた占いで、説明も非常にわかりやすく、改善点が論理的かつ具体的だったそうだ。新しい事務所について相談した時は、風水の知識から水回りの指摘を受け、すぐリフォームの予約をしたと話していた。
人事異動や社員採用を占いで決める社長―会社と相性悪ければ左遷
私はあまり占いが好きじゃなかった。でも、いまや占いを目にしない日はない。朝のテレビや携帯電話サイト、街頭のビジョン、お菓子の箱など占いだらけである。そんな溢れる占いを制作する放送作家の友達がいる。占い師の占いを元に彼女が作っていたのは、12星座用の1か月分のプラスアルファ情報。ラッキーアイテムやラッキーカラー、ラッキーパーソン、ラッキースポット、ラッキーフードなどなどを12種類、毎日考える。もっともらしい占いも、裏ではこんなふうに作られていると知ると、ちょっとがっかりする。
けれど、節目ごとに占いの力をかりる人は多い。人事異動や社員採用で、占い師に会社との相性を見てもらってから判断する社長もいる。たとえ信頼できる社員でも、占いで結果がよくなければ左遷なんて当たり前。社長秘書をしていた友人は、その時の社長の入れ込みようが怖くなって退職を決意したという。
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