早起きは三文以上の満足感!人生だって変わるかもしれない...わかっちゃいるのになぜできぬ
「そんな時間はないっつーの」
何か用事が増えた時、つい言ってしまう。それだけ私は時間に余裕がない。言いかえれば時間が上手く使えない。朝活とは無縁の生活、いや性格なのだ。そこまで早起きしてやる必要はないよなと深夜にテレビをつける。すると意外と面白い映画をやっていたりして、「これは掘り出しものや。夜遅くまで起きている人にも福はきまっせ!」とばかりにずるずると見てしまう。
テレビのニュースで「おはようございます」という言葉を聞いてから眠りにつき、そして目覚めるのは「こんにちは。お昼のニュースです」というあいさつ。いやいや、まだ11時半は午前中でしょうが、ここはなんとしてでもおはようございますと言ってほしい私にとっての1日の始まりは、ニュースにグチをこぼすところから始まる。
早朝の街を歩き焼きたてパンで朝食。仕事も早く片付いてご褒美ビールがうまい
時間がうまく使える人になったらどれだけストレスが減るんだろう。どれだけ楽しいことが増えるんだろう。つまりはどれだけ人生が変わるんだろう―なんて妄想をしてみる。たとえば、普段の毎日を旅行中の時間のように使ってみるのだ。せっかくの旅行の時間はめいっぱい使いたい。海外旅行の時なんて、せっかく大金はたいて外国に来ているんだから、全てを見尽くしてやると、普段はしない早起きがなんなくできてしまう。これこれ、こんな過ごし方を毎日やってみればいいんだ。
まずは、まだ街が動き出す前にベッドを飛び出してご近所を散歩してみる。いつもとは違う時間に歩く街は、きっと知らない表情を見せてくれるはず。ごくごく若干だけれど、旅行に来ているような気分に浸れるかもしれない。朝日に照らされる街はきっと美しいに違いない。生まれたばかりの1日の新しい風を感じて、散歩をテクテクと1時間ぐらいはしてみる。するとお腹が空いてくるんだろうな。そこで、近所のパン屋さんででき立てほやほやのパンを買って、優雅に朝ご飯。パン屋が近くにない場合は、コンビニのパンでもいい。ベーコンをカリカリに焼いたのとスクランブルエッグを作って、温めたパンに挟んで食べるだけでずいぶんと豪華な朝ご飯になる。そのうちコーヒーのいい匂いがしてきて、のんびりと食べる。こうしてワンコインぐらいで作った朝ご飯でもさまになるから不思議だ。
それでもまだ午前8時過ぎ。すばらしいじゃないか、自分!!いつもだったら寝ている時間にこんな幸せな気持ちになれるなんて。いや、ここは卑屈な性格だから、「贅沢ができた」「寝坊している奴にはわからない優越感を満喫できる」なんて思っておいたほうがいいだろう。その方が早起きの優位性を感じられる。
そうして仕事をすると、いつもより早く稼働している分、多くの分量をこなすことができちゃったりする。そんでもって「1日よく働いたな~、自分がんばったわ」と、ご褒美のビールを早めの時間から飲み出す。こんな夢のような時間の使い方ができたらいいのに。
きっと実践されていらっしゃる立派な方は世の中にたくさんいるだろう。そして、時間の使いかたを変えたことで、考え方まで変わってきているかもしれない。う~ん、この妄想を実行に移すも移さないも、自分次第。ここらでいっちょ生活を改めますかと自分に聞いてみるけれど、どうも答えは「年に1度あるかないかの旅行と一緒でしょ」になりそうだ。
いい加減にこの生活態度を改めないとと分かっているですがねぇ。
モジョっこ
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。