ここのところ、打ち合わせや収録を終えた後、なんだか心がフワっとやわらかくなる。それも1度や2度ではない。仕事の内容はいつもと変わらないし、打ち合わせ内容や長時間に及ぶ収録はけっこうハードだ。頭も体も疲れているんだけれど、心だけはウキウキしていて気持ちがいい。だるくてしょうがない帰り道も、鼻歌なんかうたっていたりする。よっしゃ!ここらでひと肌脱ぎますか!と活力までムクムク湧き上がってきちゃう始末なのである。
笑顔の人の話にいつの間にか引き込まれてしまった周囲
なんでかなぁと原因を自分なりに探そうと、仕事を振り返ってみた。思い当ったのは、打ち合わせ中にもよく笑ったり、収録中にもステキな笑顔で元気をもらっていたということだった。それぞれ全く違う現場なんだけど、笑顔を絶やさない人が必ずいた。難しい局面になっても、最後はにっこり笑顔とともに「なんとか頑張りましょう」と言ってくれる。しんどい状況でも笑顔でこなし、時におどけて周囲を和ませてくれる。難しい顔を突き合わせている打ち合わせでも、気負わずにふっと笑顔をふりまく。キラキラと目の奥まで輝かせながら、笑顔で自分の思いを語る。
人間は気難しい顔をしている人よりも、笑顔の人のほうに目がいくようにできているのかもしれない。笑顔の人の話には、ついついこちらも引き込まれてしまう。そして一緒にいたいと思う。難しい顔をしていたら、話は余計に難しくなり、同じ内容でも笑顔で話されると、難題もクリアできてしまう気がする。
この思い込みにも似た気持ちは、結構重要なんじゃないかしらん。笑顔が気持ちをリラックスさせて、他人にやる気を与えてくれる。笑う門には福来ると言うけれど、笑っている人のところには福をもってきてくれる人が集まるのかもしれない。
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