なでしこジャパン流合コン必勝法 ~チームプレーで決める「運命のゴール」~
マーケティングライターの牛窪恵です。そろそろ夏休み。恋活、婚活で直前にステキな彼氏が見つかれば、楽しい夏が過ごせそう♪ でも私うしくぼ、出版社時代の合コンでは「ウッシー、歌って~~」などとおだてられ、単なるお祭り女に終わるケースが多かった!さて、皆さまは......?
Q.職場で一番仲のいい子と合コンに参加したら、好きな人が被った。どちらかが譲り合うのが普通なのでしょうが、その時は互いに引かず、最終的にその人の奪い合い、というか「闘い」になっちゃいました。その後も、関係性はぎくしゃくしたままです......。(30代・e-chan)
Q.合コンはぶっちゃけ、仲間同士の意思疎通が大事だと思う。女性同士の言葉に出さないコミュニケーションが取れないと、高い確率でその合コンは失敗する。(20代・キール)
「あるある」「そうそう」と"激しく同意"した女子も多いはず。
理想の相手こそチームプレーでゲット
合コンは、五輪でいうと「個人平泳ぎ」ではなく「メドレーリレー」のような団体種目です。しかも合コンの2~3時間って、短距離かと思いきや、意外に長丁場だったりする。頂点の勝利をゲットするには、去年のなでしこジャパンのように、女どうしの「チームプレー」がすごく大事。にも関わらず、ピーッと合コン開始のホイッスルが鳴ると、つい目の前の男子にばかり目がいきがち。個人プレーに走るあまり、なかなかうまくいかない......ありがちですよね!
キールさんが言うとおり、合コンでは女同士の意思疎通が欠かせません。ただ難しいのは、「獲物」となるべき男子が目の前に座っていること。事前に「いま狙ってます」が露骨に分かってしまうと、セミやトンボと同様、男子もパーッと飛んで行きかねない。獲物にもチームメイトにも"さりげなく"意志表示しなきゃ、だから、それなりに作戦が必要になります。
過去に取材した「合コンマニア」の20?30代女子からは、「女同士、ブロックサインを決めている」「合コンの場で、ケータイメールをやりとりする」といった声もあがりました。たとえばブロックサインの場合、事前に「獲物」に番号を振っておき、「5番、(あなた)どうぞ。2番、(私)いくから」とサインを送る。またメールでは、遠巻きに合コンシーンを写メで撮影。その写メに、デコアプリで「→ユリ狙いの模様」「↑何気にタイプ」などと矢印で記入し、その場で女子メンバーに一斉メールする、といった具合。
どちらも賢いですが、策を練りすぎたチームに限って、意外にうまくいっていない。サインやケータイメールにばかり気を取られ、肝心の「狩り」に集中できない、と嘆く女子も目立ちます。
逆に、予想以上に好評なのが、「女子トイレに集合」。女子の何人かが時間差で席を立ち、合コン途中でさりげなくトイレに集合。獲物の目を気にすることなく、「あの人、こうだよね」「私、○○狙いでいい?」などと確認し合う。ごく古典的な手法ですが、いまもこの作戦こそ、最も効果が高いようです。
実は、最近話題の「街コン」を取材しても、店に入って男子と相対しているときより、店から店へと移動する間に、女同士で結束して「いいですか?」と目当ての男子にメアドを聞いたり、逆に声をかけられている女子のほうが多いもの。
そう、勝利を手にするには、フィールド(コート)より陰のベンチでいかに策を練るか、女同士が力を合わせて獲物に望むか、がミソなのです。
ただし、結束するのは、合コンの途中までにして!合コン後の反省会で、「今日もロクな男、いなかったよね~」と愚痴を言い合うのがクセになると、その反省会のベンチプレーが楽しくなって、試合本番(合コン)がどうでもよくなっちゃう。こうなると、「合コン、負のスパイラル」にハマる危険性がありますよ~。
次回のテーマは 浴衣デートの心得
コラム「トホホ恋愛☆相談所」では、読者の皆さんからコメントを募集しています。次回テーマは「浴衣デートの心得」。緊張しすぎた、気合いを入れすぎた、気になる人の落とし方は?など、みなさんの失敗談や質問をお寄せください。
コメント例:
花火大会の夜、人混みにもまれて帯がほどけた。お母さんに着付けしてもらったから自分じゃできなくてもうぐちゃぐちゃ。せっかく彼とイイ感じだったのに、「なんだ、自分じゃ着れないの?」みたいな視線が痛かった(>_<)
投稿はコチラから。2012年7月25日まで受け付けます。
1968年、東京生まれのマーケティングライター。女だらけのマーケ会社・インフィニティの代表取締役。著書を通じ「おひとりさまマーケット」「草食系男子」「年の差婚」などの流行語を世に広める一方、無類の知りたがり&ホテルヲタの血を活かし、取材執筆や講演に奔走する。テレビの準レギュラーは「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)、「キャスト」(朝日放送)ほか。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。