彼ママを味方につける「おうちデート」術
こんにちは。マーケティングライターの牛窪恵です。イマドキの20~30代男女にとって、最大のデートスポットは「おうち」(複数の調査で、約65~70%)。でもカレが"実家(暮らし)"の場合、ひとり暮らしとはまた別の「トホホ体験」があるようで......。
Q.彼ママはかなり派手な人。この前、大好きなブランドの靴をはいって彼の実家に行ったところ、後日、「不評だったよ」と彼に聞かされました(泣)。息子の彼女には地味な娘を、と思っているみたい。無難なスタイルで行くべきだったでしょうか?(20代・mimiさん)
Q.彼氏は"実家"組。ある冬の日、彼氏の母親が部屋のドアの外に「お汁粉」を置いて行ってくれました。気をつかって、ノックせず彼氏にメールでその旨伝えてくれたらしい。でも、ケータイ切ってたんですよね。しばらく経って、ドアの外に冷えたお汁粉とカチカチの餅を発見。彼氏の母親に悪いことしちゃった!(20代・モンキーチャットさん)
どちらも「彼ママに嫌われたかも」と悔いる、トホホ体験。もともと息子の彼女はライバル同然。100%気に入られるのは不可能に近いけど、実は最近、結婚を意識する女子にとって、ココは見逃せない問題に。「彼ママなんて関係ないしぃ~」とは言っていられません。
というのも......。以前、私が「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)でお話しした際も、明石家さんまさんが「ホンマでっか~!?」と驚いてくださいましたが、いまや女子からの「逆プロポーズ」ウェルカムの男子が83%もいる時代。最大の理由は、たぶん恋愛や結婚に積極的ではない「草食系男子」が増えたからです。
彼らはよくこう言います。「正直、告白とか面倒ッスね」「できれば女子にプロポーズして欲しい」と。悪気はない、よくも悪くも正直なだけなんですが、そんな彼に結婚を決断させるには、それなりのテクが要る。実はその一つが、「彼ママに気に入られる作戦」です。
mimiさんやモンキーチャットさんの彼も、後日「(靴が母親に)不評だった」と知ったり、母親を気遣ってカチカチの餅を食べたぐらいですから、きっとお母さんと「仲良し」のはず。
もしmimiさんたちが彼ママに気に入られていれば、将来「お母さん、彼ったらプロポーズしてくれないんですよぉ」などと泣きついて、「ちょっと、何やってるの?」と息子の背中を押してもらうこともできる。このパターンで結婚したカップルを何組も知っているので、できれば多くの女性に「彼ママ」を押さえて欲しいと思います。
では、どうすれば? たとえばmimiさんの場合、彼ママに「靴」をダメ出しされた。お母さんは、ファッションに何らかのこだわりがあるはずですよね。また、モンキーチャットさんの彼ママは、わざわざ手作りのお汁粉を出した。ということは、料理にある程度の自信があるはず。
そう、そんな彼ママには、彼女たちの女ゴコロを刺激するのがオススメ。たとえば、
◎「お母さんって、いつもオシャレですね」と、センスを褒める
◎「お汁粉美味しかった。今度ぜひ、作り方教えてください」と、料理を教わる
きっとかなりの高確率で気に入ってもらえるはず。ぜひ、おうちデートを機に「彼ママに気に入られる作戦」にトライしてみて。うまくいけば、あなたの未来のサポーターになってくれますよ☆
次回のテーマは 合コン必殺技
コラム「トホホ恋愛☆相談所」では、読者の皆さんからコメントを募集しています。次回テーマは「合コン必殺技」。緊張しすぎた、気合いを入れすぎた、気になる人の落とし方は?など、みなさんの失敗談や質問をお寄せください。
コメント例:
男性の発言に対しては「聞いてますよアピール」が効くと言われ、隣にタイプの男性が座ったとき、ずっと「うんうん」「そーなんだぁ」「分かる~」と連発していました。ただ、その人はものすごい「戦車マニア」で、正直内容はちんぷんかんぷん。なんとなく惰性で相槌打っていたら、だんだん顔色が変わり、ついに「本当に、ルノーFT-17(たぶん戦車の名前)のことが分かってるのか!」とキレられました。空気も凍りつくし...。悪いことしました(>_<)。
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1968年、東京生まれのマーケティングライター。女だらけのマーケ会社・インフィニティの代表取締役。著書を通じ「おひとりさまマーケット」「草食系男子」「年の差婚」などの流行語を世に広める一方、無類の知りたがり&ホテルヲタの血を活かし、取材執筆や講演に奔走する。テレビの準レギュラーは「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)、「キャスト」(朝日放送)ほか。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。