東京駅の「赤レンガ駅舎」は急ピッチで復元工事が行われていますが、2012年6月には一部施設で営業が開始されることになりました。
1914(大正3)年に完成した赤レンガ駅舎は国の重要文化財に指定されています。1945年の空襲で屋根と3階の外壁を消失し、仮補修の2階建て角屋根で営業してきました。
工事では、屋根と3階の外壁、南北ドーム内部を、古写真や文献資料などをもとに完成時の姿に復元。駐車場、機械室を設置するため地下1、2階を新設、コンコースは現状の機能に合わせたデザインとし、古き良き外見と利便性を兼ね備えた駅舎になります。
なお、復元した外観は2012年3月末に見られるようになります。10月からは、照明デザイナーの面出薫さんデザインによるライトアップがスタートします。
海外の観光客向けサービスを提供する「JR EAST Travel Service Center」、美術館「東京ステーションギャラリー」、「東京ステーションホテル」も2012年10月にオープン。八重洲エリアの開発も現在進められており、東京駅周辺がどんどん変身を遂げていきそうです。
完成予想図
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。