間違ったダイエットをすると、体から甘酸っぱいニオイが発生する...　ドキッとする調査結果が発表されました。

ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」が公開した調査レポートによると、食事制限によるダイエットの場合、少なくない割合で体臭が発生している可能性があります。この体臭を「ダイエット臭」と呼ぶそうです。

ダイエット臭を発生させる一番の原因は、間違ったダイエットによって体内のエネルギーが不完全燃焼を起こしていること。人間の体は食べたものをエネルギーとして利用していますが、そのエネルギー源である食べ物の量が減ってしまうと、かわりに体内の中性脂肪をエネルギーに利用し始めます。そのときに分解される脂肪酸が完全燃焼されず、汗や皮脂とともに排出され、体臭の原因となるのです。

そのまま食事を減らすだけのダイエットを続けると、今度は乳酸を発生させながらエネルギーを作るようになります。乳酸はアンモニアと一緒に汗に出る性質があるため、汗をかいたときのニオイがきつくなります。さらに段階が進むと、血中に増加した脂肪酸が燃焼されず、ケトン体というニオイ物質に合成され、自他ともにニオイに気付くほどの甘酸っぱい「ダイエット臭」が発生してしまうのです。

やせたいけど、クサイのはイヤ！

ダイエット臭を出さずやせるのにもっとも効果的なのは「有酸素運動」。ウオーキング、サイクリング、水泳などです。また、食べ物ではクエン酸を多く含むお酢や梅、かんきつ類や、アミノ酸が含まれる海藻などが代謝を高めるのに適しています。

やせたい一心から、ダイエット臭に目をつぶって無理なダイエットを続けると、自律神経やホルモンバランスが乱れて、疲労感、生理不順などの異常があらわれます。本当の美しさは無理や我慢をしすぎることではなく、バランスの良い食事、運動を心がけることから手に入れられるものなのです。