2016年3月1日、湯河原に今までにない全く新しいコンセプトの宿「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」が誕生しました。日本の旅館の良さを残しつつも不要なサービスは削ぎ落とした、いわば"LCC旅館"です。
宿、食事、アメニティなどを分離させ、自分たちで欲しいサービスを組み合わせるという画期的なシステムです。
記者は"中世のメイド"になりきり
サービス以上に特徴的なのが、外国人にも喜ばれそうな「ザ・日本」を体現したようなデザインの館内。中では、コスプレを楽しんだり、京都や東京の"風景"と一緒に写真を撮ったりできる、アミューズメント感たっぷりの演出がウリです。
ということでさっそく記者も、2月19日、"体験お泊り"してきました。結論から言えば、童心に帰っての夢心地。あっという間の1泊2日でした。
宿のある湯河原は、品川から90分、熱海、箱根からほど近い、泉質が良いことで知られている、落ち着いた温泉地です。宿は駅から車で10分弱の山間の静かな環境にあります。神社の入り口を思わせる真っ赤な鳥居が印象的で、外観も内装もスタイリッシュでワクワクが止まりません。
さっそく中へ...。入るとそこにあるのは大きな提灯のぶら下がったエントランス。靴を脱ぐと正面には複数の凧があがっています。祭囃子が心地よく、古き良き日本を訪れたような印象です。
何より楽しかったのはコスプレです。旅館でコスプレなんて、信じられませんよね。コスプレルームにはドラゴンボールの孫悟空やお相撲さん、ゴジラ、メイドさんなどたくさんの衣装があり、好きな衣装を選んで着ることができます。記者が宿泊した当日はプレオープンパーティの日で、女将を初め、ほとんどの従業員がコスプレ衣装を着ていました。みんなノリが違います。
ということで年甲斐もなく?コスプレチャレンジ! "中世のメイド"のコスプレを選んで、各地のパネルの前で写真を撮ったり、中学生以来持ったことのない筆を取り、習字をしたり、裾を少し上げて階段を登ったり、普段の自分とは全く違う別人になった感覚で楽しみました。
料金は、3月1日からは3時間500円、6時間1000円、翌10時まで1500円。スタッフの中にプロカメラマンがいるので、2000円で写真を撮ってもらえます(要事前予約)。※東京バーゲンマニアのクーポンを使うと6月末まで無料になります。
館内の壁には、京都や東京などの風景が描かれていて、どこで撮っても華やかな写真が撮れますが、撮影スポットとしておすすめなのは、ロビーの大きな提灯の下。艶やかな大きな赤い提灯が印象的で、ガラスに映った提灯も美しく、絵のようにまとまります。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。