出雲あきらの演劇Life
トニー賞授賞式に22回出席している唯一の日本人、出雲あきら氏が今注目のお芝居を紹介。演劇評論家でありながら現役広告マンでもある出雲氏独自の視点で、ビギナーさんにもぴったりな1本を紹介します。
2013/12/18

【第2回】ミュージカル「マンマ・ミーア!」/観客総立ちの圧倒的パフォーマンス ABBAの名曲と母娘の絆に酔いしれて

先月、ポール・マッカートニーが11年ぶりに来日し、団塊の世代を中心に再びビートルズブームが起きているようですが、それより少し若い人達にとっては、1970年代に活躍したアーティストの方が親近感を覚えるのではないでしょうか。中で今でも人気が衰えず、世界的に愛されているのはスウェーデン出身のポップグループ「ABBA」。そのABBAのヒットナンバー22曲で構成されたミュージカル『マンマ・ミーア!』が2年ぶりに東京で上演されています。

ジュークボックスミュージカルの先駆け

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この作品は1999年、ABBAのデビュー25周年で盛り上がるロンドンで初演されました。単純にABBAのナンバーを集めたショーではなく、楽曲の力を生かした親しみやすい物語として企画されました。「ダンシング・クイーン」「チキータ」「S・O・S」などの大ヒット曲を全編に散りばめながら、歌詞をほとんど変えずにつながれたオリジナルストーリーになっています。

『マンマ・ミーア!』の大ヒット以降、既存の楽曲を並べて一つの物語に仕上げる「ジュークボックスミュージカル」が数多く作られるようになりました。ビリー・ジョエルの『ムーヴィン・アウト』(2002年)、エルヴィス・プレスリーの『オール・シュック・アップ』(2005年)なども、その一例です。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]ドタバタ結婚騒動の裏で描かれる「母娘の絆」にも注目
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