ビックカメラとユニクロで、ビック、ビックビック、ビックロロロ♪――ビックカメラとユニクロは2012年9月27日、東京・新宿東口に合同店舗「ビックロ」をオープンする。11日に発表した。
7月オープンした「ビックカメラ新宿東口新店」に新たにユニクロが出店する形で、「素晴らしいゴチャゴチャ感」「グローバル繁盛店」をコンセプトに掲げ、相乗効果により「東京の新名所」を目指す。
「ビック、ビックビック、ビックロロロ」(歌:水木一郎)
ビックカメラの宮嶋宏幸・代表取締役社長(左)と握手を交わすユニクロの柳井正・代表取締役会長兼社長
同店では地下3階から地下1階、4階から8階をビックカメラ、2階から3階をユニクロのフロアとし、1階は両社共同の売り場とする。単に同じ建物で営業を行うということに留まらず、たとえば「暖房器具と『ヒートテック』を同じ売り場で売る」(ビックカメラ・堀越雄執行役員)、あるいはユニクロのマネキンにカメラやスマホを持たせる、ビックポイントとユニクロクーポンを交換可能とするなど、積極的に共同戦線を張る考えだ。制服も、両社共同のものを着用する。
テーマソングは、おなじみのビックカメラの歌を元にしたもので、CMなどではアニソンの帝王・水木一郎さんが歌い上げる。このほか開店当日に東京中のチンドン屋を集める、新宿駅一帯の広告をジャックするなど、「2社分の広告費を使って」(トータルプロデューサー・佐藤可士和さん)PRに打って出る。
9月11日、「ビックロ」ハッピ姿で会見に臨んだユニクロの柳井正・代表取締役会長兼社長は「(今回のコラボに)ビックロ(びっくり)したでしょう?」とダジャレを飛ばすなど上機嫌で、
「最近の日本には元気がない。こういうときこそ、我々小売が頑張って需要を作り出さねば。『グローバル繁盛店』として、今までにない、東京に来た外国人が必ず立ち寄るような店を目指す」
と抱負を語り、ビックカメラの宮嶋宏幸・代表取締役社長とがっちり握手を交わした。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。