東京の新たなランドマークとして、建設中から観光客を集めてきた東京スカイツリー。2012年5月22日のオープンに向けて、限定商品やツアー、ホテル宿泊プランなどが発表され、ますます注目度がアップしています。
北十間川・源森橋からの眺め
そんな中、「展望台の料金が高い」という声がちらほら聞こえています。当日チケットを購入した場合、地上350mの「展望デッキ」までは大人1人2000円、地上450mの「天望回廊」まではさらに1000円がかかります。オープンから7月10日までは完全予約制で、日時指定のために500円プラスされ、合計3500円。
料金が発表された直後、2011年6月から東京バーゲンマニアがWeb上で開始した1クリックアンケートでは、「東京タワーと同額の1420円」程度なら行ってもいい、という意見が半数以上を占めています(2012年3月13日現在、投票数457)。旅行のクチコミサイト「フォートラベル」でも、993人がアンケートに回答し、平均適正価格は「1380円」という結果になりました。多くの人が3000円以上出すほどのプレミア感をあまり感じていない様子です。
1mあたりに換算すると...
では、展望台の高さあたりの料金を比べてみるとどうでしょう。東京タワーの特別展望台(250m)は1420円で1mあたり5.7円、六本木ヒルズの「スカイデッキ」(238m)が1800円で1mあたり7.6円です。東京スカイツリーは1mあたり6.7円、日時指定をすると7.8円という計算になります。こうして比較してみると、東京スカイツリーだけが飛びぬけて高い、というわけでもなさそうです。
とはいえ、カップルがデートで昇ると7000円、家族4人が昇ると10300円かかります(大人2人、小学生1人、幼児1人の場合)。今後発表されるかもしれないチケットの半券サービスや、オトクなツアーに期待といったところでしょうか。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。